肉用若鶏は羽数、重量とも増加 2018年の食鳥流通統計
成鶏も増加、その他の肉用鶏は減少
農林水産省は5月28日、平成30(2018)年1~12月の食鳥流通統計調査結果を公表した。
調査対象の処理場は、平成27年から年間30万羽以上処理の食鳥処理場(厚生労働省が「と畜・食鳥検査等に関する実態調査」の結果で公表する処理場)としており、30年は140場から集計した。
30年の肉用若鶏(ふ化後3か月未満の鶏)の全国の処理羽数は前年比2.3%増の7億57万1000羽、生体処理重量は同1.5%増の208万2914トンとなった。1羽当たりの生体重量は2.973キロ(前年2.995キロ)で0.7%減少した。
その他の肉用鶏(ふ化後3か月以上の鶏で比内地鶏や名古屋コーチンなどの地鶏、銘柄鶏など)の全国の処理羽数は同3.9%減の571万4000羽、生体処理重量は同3.7%減の1万8519トン。1羽当たりの生体重量は3.241キロ(前年3.237キロ)で0.1%増加した。
成鶏(産卵期間を終えた採卵鶏や種鶏の廃用鶏)の全国の処理羽数は同4.3%増の8491万7000羽、生体処理重量は同3.7%増の14万8914トン。1羽当たりの生体重量は1.754キロ(前年1.763キロ)で0.5%減であった。