細谷プロセスセンター竣工、7月中旬から本格稼働 プライフーズ

細谷プロセスセンターの外観。鮮度の良い鶏肉を迅速に包装し、主に東日本の実需者へと届ける

プライフーズ㈱(藤井伸一社長―本社・青森県八戸市)は6月28日、同県三沢市の既存工場と直結する『細谷プロセスセンター』の竣工式を執り行なった。

当日は感染症対策として、参加人数を制限して開催。式典では三村申吾青森県知事(代読)、小檜山吉紀三沢市長、熊谷雄一青森県議会議員らが祝辞を述べ、藤井社長が出席者と関係者への感謝の思いを伝えた上で、新工場の概要を説明した。

細谷プロセスセンターは、隣接する食鳥処理場(細谷パッケージ工場)でさばいた鶏肉を迅速に包装し、製品化する。さらに鶏肉加工にも対応でき、最新鋭の機器とロボット技術導入によって、省人化をはじめ、各種パッケージへの自動盛り付けを実現した。

また環境配慮型の包装を含め、取引先からの様々な要望に対応できるのも特徴。X線異物検出機での全量検査を通して、安全・安心な鶏肉を安定供給する。7月中旬からの本格稼働後は、各製品を主に東日本のイオングループ店舗に出荷する。

細谷プロセスセンターの概要は次の通り。

▽所在地=青森県三沢市大字三沢字淋代平116 〒033-0022、電0176-58-0315、F0176-58-3016

▽敷地面積=4万9908平方メートル▽建築面積=8345平方メートル▽従業員数=120人

▽主な生産品目=トレーパック/深絞りパック(もも肉・むね肉・手羽先・手羽元・ささみ・砂肝・レバーなど)、鶏肉コンシューマーパック

▽生産・処理能力=月間134万5000パック(1日平均4万4800パック)

▽主要機械設備=トンネルフリーザー1基、ポーションカッターライン1列、トレー段積み・段ばらし装置1基、鶏肉自動トレー盛り付けシステム1列、深絞りライン3列、ガス置換トレーパックライン5列、トルネードスライサー2基、マルチスライサー3基、X線異物検出機8基、容器洗浄ライン3列