比内地鶏の家庭消費を喚起 秋田のスーパーと日本食研

秋田県内でスーパーマーケット22店を展開する㈱伊徳(店舗名=いとく)と、同15店の㈱タカヤナギ(タカヤナギグランマート)、日本食研㈱3社による『比内地鶏』の家庭消費を喚起する取り組みが始まった。

伊徳とタカヤナギは2011年に同県と「連携と協力に関する包括協定」を締結し、地産地消や地域振興を推進している。新型コロナウイルスの影響で比内地鶏の生産者らが苦境にある中、両社と日本食研は比内地鶏の「おうち料理」セットを共同開発。お盆期間や、8月から10月の土・日曜日に県内の計37店で販売している。

8月の第1弾は、秋田うまいもの焼き肉セットと同すき焼きセット。焼き肉セットの内容は比内地鶏のもも・むね肉と、秋田県産の米っ娘桃豚、きざみねぎ塩ダレ。すき焼きセットは比内地鶏と秋田県産牛肉で、別売りの「日本食研すき焼きのたれ」で味わってほしいと提案。9月はから揚げと焼き鳥の各セット、10月は鶏めしとちゃんこ鍋の各セットを販売する。

3社は消費者に向けて、肉のおいしさを味わうと同時に「ぜひ畜産農家を応援してほしい」と呼びかけている。