大石産業 モウルドパック『パルピーiJ』開発 多彩な色を直接印刷、ラベル不要に
大石産業㈱(山口博章社長―本社・北九州市)は、このほど鶏卵パックの新製品『パルピーiJ』(パルピーアイジェイ)を開発した。
同社が1970年代から販売を始めた鶏卵パック「パルピー」は、古紙100%リサイクルのパルプモウルド製品。鶏卵の保護性や通気性、吸湿性に優れているほか、美粧化印刷も可能となり、販売促進にも有効なパッケージとなっている。
今回開発した『パルピーiJ』は、独自の技術によって色数に縛られることなく、ラベルのような多彩な表現をパルプモウルド製の鶏卵パックに直接印刷できるようになった。
さらに直接印刷によって、これまで鶏卵パックの天面などに貼っていたラベルが不要になり、リサイクルする段階でラベルを分別する必要もなくなった。
同社の試算によると、『パルピーiJ』200万パックで、東京ドーム1個分の面積のラベル資源(剥離紙込み)を削減できるとのこと。
同社では、ユーザーと連携して使用済みの鶏卵パックを回収し、リサイクルする取り組みなどを通じて、SDGsの活動を推進している。
問い合わせは同社ホームページ(https://www.pulpmould.jp/)または北海道、青森、東京、茨城、大阪、福岡、熊本、大分、長崎の営業拠点へ。