今年のワールドエッグデーは10月8日 IECがPR

IEC特設ページの卵のキャラクター

国際鶏卵委員会(IEC)は、「卵をみんなに 完璧な自然の贈り物(Eggs for all: Nature’s perfect package)」と銘打って、今年のワールドエッグデー(10月8日、金曜日)の普及をPRしている。

ワールドエッグデーは、毎年「10月の第2金曜日」に来る移動記念日。1996年のIECウィーン会議で制定されたため、今年は25周年の節目となる。

IECは今回、「あらゆる世代の健康に貢献する卵の万能性を発信する」過去最高の国際的なイベントにしようと呼びかけ、キーメッセージとして①栄養が詰まっていて生体利用効率も高い卵は、世界中の人の健康を向上できる②卵には、体にとって欠かせない13の異なるビタミンとミネラルが含まれ、たんぱく質も高品質③卵はあらゆる世代の健康に役立ち、特に生涯の最初の1000日間の発達に重要な役割を果たす④この栄養価の高さが、人間に生来備わっている免疫システムをサポートし、子どもたちの体や脳の発達を助ける⑤卵は世界資源研究所(WRI)によって「地球環境への影響が低いたんぱく源」と認められている⑥これまでの著しい生産効率改善によって卵の環境フットプリントは低くなっている⑦鶏卵産業は発展途上国で極めて重要な収入減となっている⑧低・中所得国では女性が生産の主役となり、子どもたちを育てる力となっている――を挙げている。養鶏の歴史として、鶏は紀元前7500年前に家きん化された記録があることも紹介。

各国の卵の関係者には、ハッシュタグ(#WorldEggDayなど)を付けて、卵の栄養価の高さや魅力、好きな卵料理をSNSで発信したり、IECが特設ページ(https://www.internationalegg.com/our-work/world-egg-day/、言語は英語など)にアップしたイラストや卵についての解説を活用することなどを提案している。

日本には既に「いいたまごの日」などの記念日があり、ワールドエッグデーへの注目度は高くないが、世界には独自の卵の記念日がない国もあり、昨年は世界22か国から活動報告があった。