中・大規模層の戸数、羽数増加 成鶏めす、ブロイラーの都道府県別、規模別
農林水産省は7月9日に令和3年2月1日現在の畜産統計を公表し、本紙7月25日号1面で採卵鶏とブロイラーの飼養戸数、羽数を掲載した。今号では、公表された採卵鶏の都道府県別・規模別の成鶏めす飼養戸数・羽数と、ブロイラーの都道府県別・規模別の出荷戸数・羽数を表にまとめた。
成鶏めすの飼養羽数の規模別(ひな・種鶏のみの飼養者と、学校・試験場などの非営利的な飼養者を除く)では、10万羽以上層が飼養戸数・飼養羽数とも前回調査(平成31年2月1日現在)より増加。10万羽以上の飼養戸数は全体の19.6%(前回調査の平成31年は17.1%)に当たる334戸で、飼養羽数は全体の80.0%(同76.0%)に当たる1億1253万5000羽。
成鶏めす飼養羽数の上位10県(①茨城県②千葉県③鹿児島県④岡山県⑤愛知県⑥広島県⑦青森県⑧群馬県⑨新潟県⑩北海道)の合計羽数は7145万3000羽(前回調査の平成31年は7145万3000羽)で、全体の53.7%(同51.4%)を占めている。
ブロイラーの出荷羽数の規模別(学校や試験場などの非営利的な飼養者を除く)では、年間出荷30万羽以上層が出荷戸数・出荷羽数とも前回調査より増加。年間出荷30万羽以上の出荷戸数は全体の30.6%(前回調査の平成31年は28.6%)に当たる666戸で、出荷羽数は全体の69.0%(同67.3%)に当たる4億9227万4000羽。
ブロイラー出荷羽数の上位10県(①鹿児島県②宮崎県③岩手県④青森県⑤北海道⑥熊本県⑦鳥取県⑧佐賀県⑨徳島県⑩岡山県)の合計羽数は5億6554万羽(前回調査の平成31年は5億4783万2000羽)で、出荷羽数全体の79.2%(同78.8%)を占めている。