マカオ向け食用殻付卵の輸出解禁
農林水産省は11月1日付で、マカオへの日本産食用殻付卵の輸出が解禁されたと発表した。日本から卵が輸出できるのは香港、シンガポール、台湾、米国、韓国、EUと合わせて7か国・地域となった。
日本政府は2011(平成23)年5月に日本産食用殻付卵の輸出解禁をマカオ当局に要請して以降、輸出条件について協議していたが、今年9月に合意に達した。
1日の記者会見で江藤拓農林水産大臣は「マカオは、日本産食用殻付き卵の主な輸出先である香港と同様に、国内産地や事業者から輸出の希望がたくさんあったところで、大変魅力的な市場であり、輸出が増えていくものと大変期待している」と語った。
マカオ向けの主な輸出条件は、輸出される日本産食用殻付卵が、①鳥インフルエンザが清浄な国、または地域に由来する②人の食用に適する――こと。
農林水産省では「輸出を希望される方は、最寄りの動物検疫所にご相談ください」としている。