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レイヤー種鶏導入は6.5%増 2018.02.25発行 (一社)日本種鶏孵卵協会(山本満会長)は、2月15日にレイヤー、ブロイラーの種鶏導入と素ひな計画生産検討会を開いた。調査から推計したレイヤー種鶏の導入羽数は30年が前年比6.5%増、30年度が前年度比1.7%増。ブロイラー種鶏は30年が前年比3.6%増、30年度が前年度比0.4%減。レイヤーとブロイラーのひなえ付け羽数をそれぞれ前年並みと仮定したコマーシャルひなの需給は、年次ベース、年度ベースとも余裕がある見通しとなっている。 全国のレイヤー孵卵場24社(場)から集計した平成30年(1〜12月)の種鶏導入計画羽数は114万4260羽で、前年実績(107万4610羽)比では6.5%増。30年度(30年4月〜31年3月)は108万6060羽で、前年度(106万1670羽)比では2.3%増加する計画。 地域別では、東日本(北海道から関東甲信越まで)は年次ベースが72万7700羽で11.2%増、年度ベースが70万1800羽で9.2%増。 中部は年次ベースが21万4320羽で3.1%減、年度ベースが22万1820羽で3.7%減。 四国・九州は年次ベースが20万2240羽で16.5%増、年度ベースが16万2440羽で0.2%増となっている。 導入調査のカバー率(年次ベース89.2%、年度ベース88.7%)などを基に推計した全国の種鶏導入羽数は、30年が128万3000羽で前年(120万5000羽)に比べ6.5%増、30年度が121万8000羽で前年度(119万7000羽)に比べ1.7%増の見込み。 卵殻色別の種鶏導入計画は、白色卵系は年次ベースで13.0%増、年度ベースで2.6%減。褐色卵系は年次ベースで3.2%減、年度ベースで20.7%増。ピンク卵系は年次ベースで3.3%減、年度ベースで20.8%減の見込み。 全体の構成割合は、白色卵系は30年63.3%、30年度59.8%。褐色卵系は30年29.1%、30年度33.2%。ピンク卵系は30年7.6%、30年度7.0%。 種鶏の育成率97.0%、供用期間308日(44週、25〜68週齢)、種卵の平均採取率を白93.0%、赤92.4%、ピンク94.3%、種鶏1羽当たりひな生産羽数を白100.9羽、赤91.2羽、ピンク104.6羽などを基に試算した素ひな出荷羽数は、30年が1億1472万羽で前年比0.4%増、30年度が1億1534万羽で前年度比0.8%増の見込み。 30年のコマーシャルひなのえ付け羽数を前年並みの1億927万羽と仮定すると、ひな需給は余裕をもって推移するとみられる。
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