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ナベル『大破卵検査装置』発売 中間検卵の目視検査不要に

2018.01.05発行
 潟iベル(南部邦男社長―本社・京都市南区西九条森本町86)は12月1日から、卵の『大破卵検査装置 ALDシリーズ』を新発売した。
 一般に、卵白や卵黄が流出し、割れが顕著な「大破卵」といわれる卵【写真下3つ】は、機器や他の卵を汚すため、検査装置の誤判定につながることがある。このため、洗卵工程の前後で目視検査を行ない、手作業で大破卵を取り除く必要があった。
 ナベルが発売した『大破卵検査装置 ALDシリーズ』は、洗卵機直後に設置され、搬送ローラー上の卵をカメラで撮影。画像解析によって「大破卵」を判定し、その直後に排除するため、機器の汚れや、他の卵への影響を最小限に抑えることができる。
 本装置により、これまでは大破卵を特定するために必要だった中間検卵の目視検査が不要になり、判定の個人差もなくなるため、検卵作業者の削減や、安定した判定が可能になる。
 特徴は@判定直後に大破卵を排除するため、機器の汚れや、他の卵への影響は最小限A既存機に取り付け可能(ただし、洗卵機出口に2000ミリメートルのスペースが必要)B照明部・排除部など、汚れやすい部分は装置本体から引き出して水洗いが可能C処理能力は最大で1時間12万卵に対応D大破卵の判定パターン選択や集計機能など、充実した内容と優れた操作性を持つE湿度の高い洗卵室を想定し、装置ボディはステンレス製――など。
 問い合わせは同社(電075−693−5310)へ。

【大破卵検査装置 ALD121】



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