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米久おいしい鶏の帽子取養鶏団地が竣工 年間140万羽出荷の農場に 2017.09.25発行 伊藤ハム米久ホールディングスグループで鶏肉の生産を担う米久おいしい鶏梶i金森史浩社長―本社・鳥取県東伯郡琴浦町中尾84−1)は、かねてから琴浦町八橋に建設を進めていた帽子取(ぼうしとり)養鶏団地の一期工事が完了したことから、9月1日に取引先や工事関係者らが出席して竣工式を開いた。 帽子取養鶏団地の敷地面積は6ヘクタール。一期工事では横引き換気のウインドレス鶏舎が8棟完成し、9月から順次稼働を始める。二期工事では同様の鶏舎を8棟建設し、2018年に完成する予定。完全稼働になると、飼育羽数24万羽、年間出荷羽数140万羽の農場となる。 鶏舎の設計・施工は日本農産工業鰍フ100%子会社である潟tァームテック(吉見隆治社長―本社・宮崎県えびの市)が担当した。農場内に鶏ふんボイラーを併設し、その廃熱を鶏舎の床暖房などに利用して、鶏ふんの燃焼灰は肥料として販売する。 冬場には雪が1メートル以上積もることもあるため、鶏舎の屋根の軒を伸ばして入気口や排気口のフードを保護し、飼料タンクの容量を通常より大きい15トンにするなどの積雪対策も行なっている。また、雨水と汚水を完全に分離し、汚水は農場地下に設置した専用配管を通って汚水槽に集められ、浄化処理する。 帽子取養鶏団地の鶏舎内で執り行なった竣工式では、諏訪神社の神職が祝詞を奏上してお祓いし、米久鰍フ御園生一彦社長や鳥取県、琴浦町、地権者、集落、工事関係会社の代表者が玉串をささげた。 あいさつした米久おいしい鶏の金森史浩社長は、多数の出席者と、帽子取養鶏団地の完成に尽力した関係者に謝意を表し、「帽子取養鶏団地は計画から6年、文字通り念願がかなって本日の竣工式を迎えた。 米久おいしい鶏の前身である米久東伯鰍ェ設立されたのは2007年で今から11年前。当時の年間処理羽数は約620万羽、売上高は約40億円、従業員数は190人であった。10年が経過し、昨年の鳥取事業所の年間処理羽数は約866万羽、売上高は約80億円、従業員数は310人となり、事業規模を大きく拡大させることができた。 帽子取養鶏団地では年間140万羽の出荷を予定している。これにより当時の目標であった年間処理羽数1000万羽を達成することになる。このように帽子取養鶏団地は皆様の気持ち、従業員の熱い思いがたくさん詰まった農場である。 この農場でわが社の社名にもあるおいしい鶏≠たくさん生産することが、皆様へのご恩返しであると思っている。その意味では農場の完成がゴールではなく、これからが本当の勝負である。従業員一同、一丸となっておいしい鶏≠フ生産にまい進する所存である。今後ともご指導ご鞭撻をよろしくお願いする」などと述べ、帽子取養鶏団地の成功を祈念して乾杯した。 米久おいしい鶏は、静岡事業所と鳥取事業所があり、帽子取養鶏団地の完成で年間処理羽数約1500万羽規模になる。 【一期工事が完了した帽子取養鶏団地(上)、横引き換気のウインドレス鶏舎の内部。左側から入気し、右側で排気する(中)、併設した鶏ふんボイラーの廃熱を鶏舎の床暖房に利用(下)】
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