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多収品種「オオナリ」 10アール1トン近い収量で飼料用米に最適 2016.06.25発行 農研機構は6月8日、収量が多く飼料用米に適した水稲新品種「オオナリ」を育成したと発表した。既存の多収品種「タカナリ」の課題であった脱粒性を改良し、10アール当たり1トン近い収量が期待できる。 「オオナリ」の主な特徴は、@タカナリの突然変異個体から選抜されたうるちの品種A生育特性や草姿はタカナリとほぼ同じで、タカナリを栽培していた地域で容易に導入できるBタカナリの脱粒性が改良され、収穫期の収量ロスが少なくなるため、10アール当たり平均940キログラムと安定した多収となるC白葉枯病には中程度、縞葉枯病には強い抵抗性を持つD玄米の外観品質はタカナリ並みで、粒形はやや細長く、食用品種と識別できるE栽培適地は関東以西の地域――など。
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