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平成26年度食料自給率 鶏卵は4年連続で95%、鶏肉は67% 2015.08.25発行 農林水産省は8月7日、平成26年度のカロリーベースでの食料自給率が5年連続で39%になったと発表した。鶏卵の自給率は4年連続の95%、鶏肉は前年度を1ポイント上回る67%となった。牛肉は1ポイント増の42%、豚肉は3ポイント減の51%。 平成26年度のカロリーベースの食料自給率が4年連続で39%となった要因としては、@小麦と大豆の単収が天候に恵まれて平年より高まり、作付面積も増加して国内生産量が増加したA主食用米などの需要量の減少傾向に加え、前年度の消費税引き上げ前の駆け込み需要の反動などで需要量が減少した――ことなどが挙げられる。 生産額ベースでの自給率は64%で、前年度から1ポイント減少した。主な要因は、@米の国産価格が需給緩和傾向などを背景に低下し、国内生産額が減少したA魚介類の輸入単価が国際取引価格の上昇や為替動向の影響などで上昇し、輸入額が増加した――など。 国民1人・1日当たりの総供給熱量は、前年度比0.4%(9.5キロカロリー)減の2415.4キロカロリー、供給たん白質は0.4%(0.4グラム)減の78.5グラム、脂質は2.2%(1.7グラム)増の78.8グラム。 たんぱく質(P)の割合は前年度と同率、脂質(F)は0.8ポイント増加、糖質(C、炭水化物)は0.8ポイント減少したため、望ましい食料消費を示すPFCバランスはP13.0%、F29.4%、C57.6%となった。 畜産物の自給率は、鶏卵は前年度と同率の95%、肉類全体は同率の55%。うち牛肉は1ポイント増の42%、豚肉は3ポイント減の51%、鶏肉は1ポイント増の67%。牛乳・乳製品は1ポイント減の63%であった。 飼料自給率を考慮した自給率は、鶏卵は前年度より2ポイント増の13%、鶏肉は1ポイント増の9%、牛肉は1ポイント増の12%、豚肉は1ポイント増の7%、牛乳・乳製品は1ポイント増の28%であった。 26年度の鶏卵の国内生産量は250万2000トン(前年度比0.7%減)、輸入量は12万9000トン(同4.0%増)、輸出量は2000トン(前年度1000トン)で、国内消費仕向け量は262万9000トン(同0.5%減)。 鶏肉の国内生産量は149万4000トン(同2.4%増)、輸入量は75万9000トン(同5.9%増)、輸出量は1万1000トン(同22.2%増)で、国内消費仕向け量は222万6000トン(同1.4%増)。 国民1人・1年当たりの供給純食料は、鶏卵は前年度に比べ0.1キログラム減の16.7キログラム、鶏肉は0.2キログラム増の12.2キログラム、牛肉は0.1キログラム減の5.9キログラム、豚肉は0.1キログラム増の11.9キログラムであった。 飼料自給率は前年度より1ポイント増の27%。需要量は0.8%減、粗飼料の国内供給量は0.6%増、濃厚飼料の純国産原料は11.5%増加した。 25年度の都道府県別食料自給率は、カロリーベースでは17府県で上昇し、6道県で低下、24都府県で同率であった。
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