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昭和産業/昭和鶏卵の飼料米プロジェクトが優秀賞を受賞 フード・アクション・ニッポン アワード 2014.11.25発行 今年で6回目の開催となる『フード・アクション・ニッポン アワード2014』(主催=同アワード実行委員会、共催=農林水産省)の表彰式が11月10日、東京都千代田区有楽町のよみうりホールで開かれ、国産農産物などの消費拡大に寄与した事業者のプロジェクト57件が表彰された。 露地栽培の国産トマトだけでつくる『カゴメトマトジュースプレミアム』をヒットさせたカゴメ(株)が大賞を受賞し、本紙関連では、昭和産業(株)(岡田茂社長―本社・東京都千代田区)と昭和鶏卵(株)(永田啓二社長―本社・埼玉県三芳町)のプロジェクト『飼料用米と馬鈴薯でんぷん副産物から開発した自給率100%の飼料を養鶏に活用』が商品部門の優秀賞を受賞した。 同プロジェクトは、昭和産業が国産の飼料用米と馬鈴薯でんぷん副産物(北海道産ポテトプロテイン)を用いて、カロリーベースで自給率100%の成鶏用飼料『おりひめ』を開発。給与して生産した卵を昭和鶏卵がブランド卵『和のしずく』として商品化した。 表彰式には西川公也農林水産大臣も出席して受賞者を祝福。「国産の農産物に価値を見いだし、食料自給率向上に貢献する素晴らしい取り組みが全国に広がっていることを心強く感じる。農林水産省では国産の農林水産物の消費拡大や輸出促進対策などを推進するとともに、需要のある飼料用米、麦、大豆などの生産を振興することで、農林漁業者の所得と、食料自給率の向上を図っていきたい」などと述べた。 JR有楽町駅前広場では、受賞者が消費者向けにパネルや商品を展示・販売するイベントも開かれ、昭和産業と昭和鶏卵が特別価格で『和のしずく』を販売。プロジェクトの概要を伝えた昭和産業飼料畜産部業務課の村田暁氏は「飼料用米の活用は一般的になりつつあり、そこから上を目指すためにも、たん白源の国産化に取り組み、北海道産ポテトプロテインを配合することで、飼料用米では不足するたん白質を補充した。『和のしずく』の特徴を“味覚センサー”で測ったところ、苦味と雑味の数値は下がり、うま味が残っている。このほか、卵黄の粘度が上がり、コクや濃厚さを感じられる卵となっている」などと話していた。 【表彰式には昭和鶏卵の永田啓二社長(2列目左から3人目)も出席(上)。有楽町駅前広場でブランド卵『和のしずく』をPR(下)】
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