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円安などで値下げ幅圧縮 10〜12月期配飼価格 全農発表26日予定
2014.09.25発行
トウモロコシや大豆、小麦などの世界的な大豊作を受けた穀物価格の下落で、今年10〜12月期の配合飼料価格も値下げが確実視されているが、為替が急激に円安となったことなどの情勢の再分析のため、全農や飼料メーカーは、価格改定の発表を1週間遅らせ、26日以降にする予定。 9月初旬のシカゴのトウモロコシ価格は1ブッシェル3.3ドル前後をつけ、さらに3.15ドル前後まで下がるとの見通しもあり、フレートの値上がりを考慮しても、配合飼料価格はトン当たり5000円近い値下げになるとの見方も出ていた。 ただ、トウモロコシの大豊作予想でシカゴ相場が値下がりし、米国の農家の売り控えや輸送運賃の値上がりなどから、現在は3.4ドル前後での推移。加えて、円安(1ドル108円台)が急速に進み、配合飼料価格の値下げ幅は圧縮される可能性が強まっている。今年度に入り全農は4〜6月期1300円、6〜9月期800円の計2100円値上げ(全畜種総平均)したが、どの程度の値下げになるか注目される。
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