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平成26年の種鶏導入 レイヤー減少、ブロイラー増加 ひな需給はレイヤー均衡、ブロイラーに余剰感

2014.03.05発行
 (一社)日本種鶏孵卵協会(山本満祥会長)は2月20日、レイヤーとブロイラーの素ひな計画生産検討会を開いた。平成26年の種鶏導入は、レイヤー種鶏は前年に比べ減少するが、ブロイラーは増加。ひなえ付けを前年並みとすると、レイヤーひなの需給は均衡するが、ブロイラーは余剰感が出る。

 レイヤー24社(場)の孵卵場から集計した平成26年の種鶏導入計画羽数は98万3190羽で前年比7.7%減。これを基に推計した全国の種鶏導入羽数は同7・7%減の104万6000羽。
 卵殻色別の種鶏導入計画を25年実績と比較すると、羽数ベースでは白色卵系と褐色卵系が減少し、ピンク卵系は増加。全体の構成割合は白色卵系61.7%(前年58.8%)、褐色卵系27.9%(同32.0%)、ピンク卵系10.3%(同9.2%)。
 種鶏の育成率97%、供用期間308日(44週まで)、種鶏1羽当たり素ひな生産羽数100.34羽(23年度までは89.54羽)、同年間平均成生産羽数118.9羽(同106.1羽)の算定指標を基に、25年と26年の種鶏導入羽数から26年(1〜12月)の採卵用ひなの生産能力を試算すると、ふ化羽数は1億272万羽、うち素ひな出荷羽数見込みは前年比7.2%減の9553万羽の見込み。
 一方、26年のコマーシャルひなえ付けについてを『前年並み』の9552万3000羽と仮定すると、ひな需給はほぼ均衡状態が見込まれる。
 54社(場)のブロイラー孵卵場から集計した平成26年の種鶏導入計画羽数は483万8043羽で前年比1.9%増。これを基に推計した全国の種鶏導入羽数は同1.9%増の509万7000羽。
 羽色別の種鶏導入計画を25年実績と比較すると、羽数ベースでは白色羽系と有色羽系が減少し、地鶏系が減少。全体の構成割合は白色羽系97.2%(前年97.1%)、有色羽系1.6%(同1.6%)、地系鶏1.2%(同1.2%)。
 25年と26年の種鶏導入羽数から、種卵採取開始日齢180日、採取期間270日(27週齢〜64週齢)、種鶏1羽当たり141.4羽を基に、26年(1〜12月)のブロイラー用ひなの生産見込みは1.5%減の7億1710万羽、コマーシャルひなえ付けを『前年並み』の6億8619万羽と仮定すると、ひな需給はやや余剰が見込まれる。



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