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平成23年の養鶏経営は増益、24年は悪化 日本政策金融公庫
2012.10.25発行
(株)日本政策金融公庫(日本公庫)が10月1日に公表した平成23年の農業経営動向分析結果によると、採卵鶏とブロイラーは23年前半の価格が高かったため増益になったと分析した。 採卵鶏は震災後に鶏卵が品薄になり、卵価が一時高騰したため、個人経営(39サンプル、1戸当たり平均飼養羽数2万7000羽)の農家所得は前年比12.9%増の970万円、法人経営(50サンプル、1戸当たり平均飼養羽数20万5100羽)の経常利益は5.4%増の5220万円。 ブロイラーは、震災後の節約志向などによる需要の高まりと、23年前半の鶏肉価格が堅調に推移したため、個人(30サンプル、1戸当たり平均飼養羽数7万1900羽)の農家所得は前年比16.3%増の1170万円、法人(13サンプル、1戸当たり平均飼養羽数14万8500羽)の経常利益は同857.9%の940万円と、それぞれ『増益』となった。 ただ、日本公庫が9月24日に発表した24年上半期の農業景況調査では、採卵鶏、ブロイラーとも年初からの価格の低迷と飼料高、生産環境維持のための電気代が約3割増え、24年の経営は悪くなるとみている。
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