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青年部を設立 日本成鶏処理流通協議会

2012.10.05発行
 日本成鶏処理流通協議会(宮本一彦会長)は9月21日、茨城県つくば市の鯨井会計事務所会議室で、同会青年部(部長=玉井竜司(株)ギフショク専務)の設立総会を開き、全国の成鶏処理場から若手幹部ら約30人が出席した。
 国産成鶏肉は、価格競争の高さや味の良さなどから、各方面の販売先に高く評価されているが、成鶏処理の現場では、成鶏供給量の安定化や担い手対策、輸入品への大興など、課題も山積している。青年部は、成鶏処理業界の将来を担う若手の相互交流や情報交換などを通じて、これらの課題に対処し、産業の維持とさらなる発展を図る目的で立ち上げたもの。
 総会の冒頭あいさつした青年部役員の松本政和氏((有)ニ幸食鳥)は、同部設立の経緯について「協議会での話し合いの中で、次世代の担い手を養成し、業界各段階を通じた対応や働きかけを強化していかなければならないとの考えの下、青年部を立ち上げることになった。設立準備は昨年から進め、今年3月に、宮本会長はじめ理事の方々の正式な承認を得て、立ち上げの足がかりとなる役員5人を選任した」と説明。
 青年部部長に選任された玉井竜司氏は「初めての試みでもあり、お互いに分からないことも多いかと思うが、若手同士、皆さんの意見をオープンに語り合えればと考えている、
 本日出席の皆さんは、各社の中心的なポジションで活躍され、仕入先と販売先の要望の狭間で、ヒビ苦労されている部分も多いことと思う。様々な要望や疑問、不安などの声を、ざっくばらんに挙げていただき、その声のまとめ役を、役員が努めさせていただければと思う。
 成鶏処理業界を今後、どう運営していくのか、我々が取り組まなければならないことは何なのか、などを、この会の活動を通じて考えていければと期待している。微力ながら精一杯努めさせていただきます」とあいさつした。
 事務局担当役員の宮本大介氏(六ツ美養鶏加工協同組合工場長)が、青年部の規約や年会費、平成24年度収支予算などの各議案について説明し、いずれも異議なく原案通り承認した。
 総会終了後は、第1回青年部視察研修会を開き、(独)農業・食品産業総合研究機構動物衛生研究所と、(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)を見学。引き続き開いた懇親会では、出席者同士が活発に情報交換した。

 日本成鶏処理流通協議会青年部の役員は次の各氏。
 部長=玉井竜司((株)ギフショク)▽副部長=稲毛田英樹((株)三和食品)▽役員=平柳幸豊((株)旭川ミート)、宮本大介(六ツ美養鶏加工協同組合、事務局担当)、松本政和((有)二幸食鳥)
 【日本成鶏処理流通協議会の青年部設立総会(茨城県つくば市で)】



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