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八戸港の完全復興は2〜3年以内 青森県の復興プラン
2011.07.15発行
青森県は震災からの復旧・復興のために、これまでに106億1000万円の平成23年度補正予算を組んでいるが、青森県復興対策本部がまとめた復興プランによると、八戸飼料コンビナートのある八戸港の施設機能については、地震と津波で岸壁や関連施設が損壊したが、23年度内に応急の復旧を完了し、本復興は2年以内、すべての被災施設は3年以内に復旧することを目指す、としている。 飼料施設では、配合飼料工場の復旧は急ピッチで進んでいるが、港と施設の損壊の影響が大きかった東北グレーンターミナルは、大型のパナマックス船が横付けできないことや、船から穀物を吸い揚げることができないなどの制約の中で、穀物供給に努力しており、震災前の状態に戻るには、県の計画と同じ2〜3年が必要とみられている。 青森県がまとめた畜産関係の震災被害は、地震と津波による水死・圧死・餓死・凍死は、採卵鶏が10万5000羽、ブロイラーが2500羽、養豚が1500頭。生乳廃棄1246トン、卵の廃棄7トン、農具庫、畜舎、飼料タンク、ケージなどの全壊や半壊、一部損壊などで5億2214万2000円の被害額としている。
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