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2年連続でモンドセレクション金賞を受賞 アマタケの「南部鳥のサラダチキン。ハーブチキン」 2011.06.05発行 3月11の東日本大震災と大津波で、大船渡市と陸前高田市の工場が壊滅的な被害を受けた鶏肉インテの(株)アマタケ(甘竹秀企社長―岩手本社・岩手県大船渡市盛町二本枠5、東京本社・東京都港区芝2―29―8)は、このほど主力の鶏肉加工品『南部どりのサラダチキン。ハーブチキン』【写真上】が、ベルギーの商品品評会「モンドセレクション」加工食肉部門で2年連続で金賞を受賞したと発表した。 アマタケは東日本大震災の大津波で、工場が製造機能を失ったほか、道路の寸断による飼料不足などから約100万羽の鶏の処分を余儀なくされたため、被災前に製造した一部の加工品を除いて、商品の供給が不可能な状況が続いている。 モンドセレクションで2年続けて金賞を受賞したとの一報を受けた同社では、「震災の悲しみや不安が社員の心をめぐる中、2年連続金賞受賞の一報が入り、社員に復興への大きな希望をもたらしてくれた。 社員の中には家族を亡くしたり、避難所から出勤している者も多いが、1日でも早い復興が岩手県や大船渡市の復興にもつながる」とし、7月1日の工場再開に向けて全力を挙げている(7月1日に復興式典を予定)。 南部どりは、同社がフランスから赤鶏の原種鶏を直輸入し、衛生管理を徹底した農場で抗生物質などを一切使わず、抗菌能力の高いハーブエキスや納豆菌、肉質を向上させるためのココナッツオイルなどを配合したこだわりの飼料で育てた鶏肉。 南部どりのむね肉を使った『南部どりのサラダチキン』は、昨年度は130万パックを売り上げた人気商品。味付けは全9種類で、主力の『ハーブチキン』味が販売数量の半分の65万パックを占めたとのこと。今回のモンドセレクションでは、『ハニーマスタード』味も金賞、『ガーリック』味は銀賞を受賞した。 モンドセレクションは、ベルギーの民間団体が運営する食品や日用品の品評会。出品された商品は、8人以上の専門審査員が20項目のテイスティング基準と消費者からの視点、安全性などから審査し、集計の後、平均点に応じて各賞を授与している。 【地震と津波で甚大な被害を受けたアマタケの陸前高田工場。左端に津波に負けずに残った一本松が小さく見える】
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