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1〜3月期配飼価格 トン約3425円値上げ 飼料基金から3250円補てん
2011.01.05発行
全農や主要配合飼料メーカー11社(団体)は、去る12月17日に、平成23年1〜3月期の配合飼料価格の値上げを発表した。プライスリーダーの全農の値上げ幅は、全国全畜種総平均でトン当たり3200円。各社(11社・団体)の値上げ幅はまちまちで、11社加重総平均は約3425円。 配合飼料価格が直前1年間の平均価格を上回った場合に発動する通常飼料基金から、9期ぶりに3250円補てんされるため、実質負担は軽減される。 配合飼料価格の値上げは、主原料となるトウモロコシ価格など上昇が主因。全農や各社の飼料情勢見通しでも、トウモロコシの価格は「米国の金融緩和政策に伴う大量の投機資金の穀物市場への流入で、現在は1ブッシェル当たり5ドル80セント前後で推移しているが、今後は在庫率が低水準に留まる一方で、輸出などが旺盛なため、堅調に推移するものと見込まれる」としているほか、たん白源の大豆粕も値上がりを見込んでいる。海上運賃は1トン60ドル前後、為替は1ドル84円前後の現在の水準で推移するとみている。 トウモロコシや大豆粕の配合割合の高い養鶏用の値上げ幅は、全畜種平均を上回るとみられる。
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