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共和機械が新型鶏卵選別包装システムを開発 全6列搬送・6万卵/時の高速処理 2006.09.15発行 鶏卵の選別包装システムメーカーの共和機械(株)(友末誠夫社長−本社・岡山県津山市河面375)は、このほど次世代の鶏卵処理装置として、斬新な「CS6」型鶏卵選別包装システムを開発した、と発表した。 同システムは、給卵装置から包装装置に至るまでの全面的な技術革新を行ない、全6列搬送による6万卵/時の高速処理を可能にするとともに、数多くの優れた特徴を持っている。 これまでは鶏卵秤量後に転載したコンベヤの速度が3〜3.3万卵/1列/時であったが、全6列搬送による6万卵/時の「CS6」型鶏卵選別包装システムは、鶏卵に与えるストレスを最小限に抑え、秤量後の転載・貯留も6列で行なうことによって、3分の1の速度で、鶏卵の分配から包装までの安定処理が可能となった。 さらに洗卵・乾燥装置についても、同社独自の多彩な発想と研究によって、高速処理にもかかわらず、装置の長さを相対的に短縮することに成功した。また、高度なシステム制御と特異的な貯留装置の実現によって、鶏卵を6列で共通のステーションに分配後、整列させることが可能となり、ステーション数を減らすことができた結果、高い処理能力によって労働生産性が向上したうえに、これまでのシステムに比べ、狭い面積での設置やレイアウトの自由度が高まった。 制御装置の分配量制御機能と貯留装置の貯留機能によって、分配集中時の障害を防止し、稼働率を向上させたほか、洗卵装置には業界初の光触媒を採用して、衛生管理も充実させた。 すでに発売し、精度が高いとの評価を得ている3種(血卵・ひび卵・汚卵)の自動検査装置も、6万卵/6列/時の新型鶏卵選別包装システム「CS6」に対応できる。 各装置の主な特徴は次の通り。 (1)集卵装置(インラインコンベヤから給卵)=特許出願中 2種の送卵方法の併用と制御により、鶏卵の充填密度を平準化した。 (2)載卵装置(プラスチックトレイから給卵)=特許出願中 吸着された60個(2トレイ分)の鶏卵をコンベヤの動きに追従させて優しく移載する。 (3)配向装置=特許保有 搬送ローラをシフトさせ、短い距離で高速かつ安全に鶏卵の向きを揃える。 (4)洗卵・乾燥装置=特許出願中 洗卵装置に光触媒を活用した自浄機構によって、別途の洗浄装置を不要にした。洗卵、乾燥装置ともに上下両方向からのブラシ装備によって、装置長の短縮を可能にし、占有面積を減少させた。また、洗卵・乾燥装置と殺菌装置までの搬送を一体化し、乗せ替え時における鶏卵の破損を防止した。 (5)殺菌装置=特許出願中 紫外線殺菌灯の反射板兼シャッターによって高殺菌力と電力節減を両立した。 (6)各種検査装置(血卵・ひび卵・汚卵)=特許出願中 6万卵/6列/時に対応させた。 (7)転載装置、分配装置=特許出願中 6列で秤量部から運ばれてきた鶏卵を6列のままで分配装置へ等速で穏やかに載せ替え、6万卵/6列/時の速度で搬送しながら指定した各ステーションの貯留部に分配していく。 (8)貯留装置=特許出願中 包装容器に合った列数で鶏卵が貯留され、包装直前の分配集中障害を防止する。 (9)制御機構=特許出願中 包装容器中の鶏卵の配置を「6列×2行」の範囲内で任意に設定できるとともに、次の容器、定重量包装、予約数などの先行管理や、多様な伝票処理を実施できる。 詳細・問い合わせは同社(電0868・26・6600、F0868・26・6608)へ。 【CS6型システムの上流〜中流部(写真上。右から載卵装置、配向装置、洗卵装置、乾燥装置、殺菌装置、目視検卵室、検卵コンベヤ)と下流部(写真下。右から秤量装置、転載装置、分配装置、貯留装置、包装装置、容器供給装置)】
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