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中型孵卵機を開発、8月から新発売 峯岸マッターホーン製作所 2006.07.05発行 (有)峯岸マッターホーン製作所(峯岸俊生社長−茨城県ひたちなか市湊泉町12−1)は、これまでの孵卵機の約4倍の能力(入卵個数4万8384卵)となるマッターホーン新型孵卵機「TM−480型セッター」を開発、今年8月から発売する。 ひな質にこだわった国産の孵卵機メーカーとして70年の実績を持つ峯岸マッターホン製作所の孵卵機は、これまでは120型(入卵個数1万2096卵)が最大能力であった。ユーザーである孵卵場から、養鶏場の規模や鶏群一ロットの大型化に合わせた大型孵卵機を求める声が強まったことから、これまでの孵卵機の特徴を生かしながら、より衛生的で、良質なひなを生産する中型の孵卵機を開発、福岡県八女市の(株)九州孵卵(竹之内一社長)に専用機を設置して、試験入卵を行なってきた。 試験入卵の結果について、九州孵卵の橋本広和孵卵係長から、「ひな質や孵化成績などは、これまでと遜色がなく、良好な状態」との報告を受けたことから、8月から自信を持って発売に踏み切ることにしたもの。 TM−480型セッター機の特長は次の通り。 (1)オールイン・オールアウト方式=現行120型と同じく、衛生状態の良いオールイン・オールアウト方式。機内は簡素化されているため、徹底した水洗消毒が可能。 (2)少ない消費電力=熱効率を上げることを重点に開発したため、入卵能力は120型4台分となっているものの、消費電力は約65%程度少なく、ランニングコストが低く抑えられる。 (3)温度ムラが少ない=120型も非常に温度ムラが少なく、良好な孵卵状態を得られたが、480型は大型ファンを天井に取りつけて撹拌する独自の方式を取っているため、120型以上に温度ムラがなく、発生のバラツキも少ない。 (4)扉の密閉が良い=120型も扉の密閉性を向上する改良が加えられているが、480型もその改良方式を踏襲し、温度や湿度の逃げが少ない機内環境になっている。 (5)モーターとファンが直結=120型はVベルトを介してファンを回していたが、480型はモーターとファン軸受けが直結しているため、ベルトの切断によるトラブルの心配がない。 (6)メンテナンスがしやすい=機内の構造は簡素化され、マニュアル操作を重視した設計になっているため、トラブル発生の原因場所も少なく、故障が発生した時の修理も簡単。 (7)120型と共通台車=120型と入卵台車が共通で、供用できるため、120型と480型との混在使用ができる。 詳細は同社(電029・262・2217)へ。 【TM−480型孵卵機の全景】
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