|
ホーム | トップ記事 | ニュース | 新製品 | 特集 | 統計 | リンク | 鶏卵相場(全農) | おくやみ | イベント情報 |
|
順調に販売実績を伸ばすハイテムサルメット種鶏ケージ 輸出にも取り組む 東洋システム 2006.07.05発行 東洋システム(株)(安田勝彦社長−本社・岐阜県各務原市金属団地97−4)のハイテムサルメット種鶏ケージが、順調に販売実績を伸ばし、輸出面でも健闘している。 同社は4年前に、サルメット社との合意に基づき、サルメット社の種鶏ケージの改良開発、製造に取り組み、次世代種鶏ケージHTシリーズを完成、第1号(4段6列、3万羽収容)を一昨年、第2号(5段6列、4万羽収容)を昨年、韓国の最大手孵化場であるコリアンポートリーに納入した。 HTシリーズの特長について同社では次のように説明している。 (1)サルメット社のオリジナル種鶏ケージの間口1.81メートルを4.8メートルとし、1ケージ当たりのオス羽数を増やして、減耗の影響を少なくし、オスの管理をしやすくしている。 (2)4.8メートルごとの間仕切り位置での産卵を分散するため、オスの視界を妨げないように上部をメッシュ仕様にしたコーナーパネル(特許申請中)を開発し、間口方向1.2メートル間隔に配置している。 (3)フロアー中央部のケージワイヤーを増やし、交尾時の安定性を図っている。 (4)フロアー前部は線径、ワイヤーピッチなど、コマーシャルレイヤーで培った破卵対策技術を折り込んでいる。 (5)ネストやスラットなどをなくし、オールアウト時の徹底した洗浄をしやすくしている。 (6)破卵知らずのニューエスカレーターなど、ハイテムサルメットの最新機器を装備している。 国内向けには、今年に入って種鶏用に2棟、ワクチン卵用に2農場6棟を受注するなど、順調に実績を伸ばしている。 東洋システムは、一昨年から、同システムの輸出に初めて取り組んだが、レイヤー種鶏ケージが普及しつつある日本でのきめ細かい現場経験、情報を積極的に活用して改善を重ねた結果が高く評価されたものであり、世界のトップレベルの種鶏ケージを目指し、努力を続けていく、としている。 日本を除く地域への販売については、同社と20年の提携関係にあるサルメット社の販売網を活用するとのこと。 【高い受精率を可能にし、かつ破卵を抑える種鶏用ジェントルフロアー。オスの動きをよくし、産卵環境をよくするため、ニップルは2ライン方式。左右に見えるのがコーナーパネル】
|