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ウイルス不活化マスク アグロジャパンなどで販売 2006.03.15発行 動物用医薬品やワクチン、器具器材の総合卸会社、(株)アグロジヤパン(高橋勇四郎社長−本社・新潟市紫竹山5−9−13)は、ウイルスの不活化(殺滅)に効果が高く、病気が人にうつらない、うつさないマスクとして注目される「ガーディVマスク」の取り扱いを始めた。使用した養鶏場などでは、従業員が安心して働ける、と好評である。 厚生労働省は1月7日、高病原性鳥インフルエンザのH5N2が確認された茨城県と埼玉県の養鶏場の従業員や防疫従事者の一部から、感染を示す抗体が見つかったと発表した。鳥インフルエンザと人との関係では、一昨年の京都での発生(H5N1)でも抗体が確認され、同省は養鶏関係者の感染防御に万全を期すことを各県などに通知したが、今回も改めて通知した。 この中では、農場従事者の日頃の健康管理とともに、作業中の作業服、マスク、帽子、手袋、長靴などの衛生対策の徹底を求めている。このため養鶏場などでは、鳥インフルエンザ対策に効果の高いマスクを求めていた。 ガーディVマスクは、徳島大学の高麗寛紀教授と、細菌や防毒マスクの専門メーカーの(株)日本セーフティネットが共同で開発し、伸和製薬(株)が販売しているもので、3枚の銀光触媒フィルターと2枚の高性能帯電フィルターの5層構造が特徴となっている。 銀光触媒(特許出願)は、室内灯火で光触媒機能を発揮して、強力な酸化作用を持つヒドロキシラジカルを連続的に発生させてウイルスや細菌を不活化(死滅)させる。高性能帯電フィルターは、タバコの煙の粒子(0.02ミクロン)も通さないほどの機能を持っている。 2枚の帯電フィルターでウイルスや細菌、花粉の粒子を捕らえ、続いて3枚の銀光触媒シートの力で不活化、死滅させるが、実験室レベルではインフルエンザウイルスA3型や鳥コロナウイルス、MRSA/メシチリン耐性黄色ブドウ球菌、食中毒菌の大腸菌や黄色ブドウ球菌、O157、サルモネラ菌などを15分から1時間以内に不活化するとのこと。 一般薬局では1枚約450円で販売されているが、養鶏場、GPセンター、加工場、養豚場などの畜産用としては、販売代理店から200枚を単位として52,000円で販売する。マスクは約1週間使って取り変えるのがよいとか。 詳細は販売代理店の(株)アグロジャパン(本社・新潟市、電025−290−3101)のほか、エバルスアグロテック(株)(本社・岡山市、電086−224−1811)、(株)サン・ダイコー(本社・福岡市、電092−474−3339)へ。
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