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東北牧場に特別賞 17年度の畜産大賞表彰式 2006.03.05発行 平成17年度の畜産大賞業績発表・表彰式が2月6日、東京・港区の虎ノ門パストラルで開かれ、関係者ら約260人が出席した。 同大賞は、畜産業の発展を図るために、(社)中央畜産会(小里貞利会長)が毎年開いているもの。「経営」「地域畜産振興」「研究開発」部門の48事例の中から、最優秀賞3点と、優秀賞・特別賞6点が選ばれ、さらに最優秀賞の中から、(社)葛巻町畜産開発公社(中村哲雄理事長−岩手県岩手郡葛巻町)が畜産大賞を受賞した。地域の特徴や先進的な酪農技術を生かして、酪農家への支援や人材育成、農業体験活動などに取り組み、町を「東北一の酪農郷」に発展させたことなどが評価された。 本紙関係では、(有)東北牧場(九十九ひろ子社長−青森県上北郡東北町新舘有野部1−3)が地域畜産振興部門の特別賞を受賞した。地域の資源を最大限に活用して、安全・安心な畜産・農産物の生産に取り組んでいることなどが評価された。 主にサラブレッドなどの軽種馬を生産・育成・調教する東北牧場は、平成12年に採卵養鶏を始め、現在はボリスブラウンを約400羽飼養している。 2棟の平飼い鶏舎に200羽ずつ収容し、1u当たり0.5羽ときわめて低い飼養密度になっている。有精卵を生産するために、雌10羽に対して雄1羽を混飼しているほか、止まり木の導入や野菜の常時給与など、鶏の生理生態に適した飼い方に努めている。 生産された鶏卵は「身土不二」(しんどふじ)の名称で、インターネットなどを通じて消費者に直接販売しているほか、一部は関連会社のレストランでも使用している。 鶏糞は堆肥化し、軽種馬牧場から出る馬糞とともに、有機野菜の栽培に利用している。 今春には、青森県農林総合研究センター畜産試験場(北村収場長)の養鶏部が新たに作出した「あすなろ」鶏を導入する予定とのこと。 表彰式では、小里会長から受賞者に表彰状やトロフィーなどが贈られた。
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