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家畜用飼料に進出 東洋インキ製造 2006.02.25発行 東洋インキ製造(株)(佐久間国雄社長−本社・東京都中央区京橋2−3−13)は2月7日、天然物の持つ機能性を活用した家畜用飼料や健康補助食品、化粧品を独自に開発し、事業展開すると発表した。 同社では以前から、クマザサ(イネ科植物)が持つ抗菌作用などの機能性に注目し、大学などと協力して研究開発を続けており、これまでにクマザサから独自の製法で抽出したエキスを使ったマスクやフィルターなどを製品化し、販売している。 クマザサエキスの用途をさらに拡大するために行なった抽出法や成分分析、安全性、効果確認などの各試験では、エキスの成分にオリゴ糖などが含まれていることが分かり、免疫細胞の活性化や抗腫瘍、腸内環境の改善などの効果がみられた。また、エキスを水に溶かして鶏や豚に与えたところ、生育が順調で、ふんの臭いが大幅に減少したことから、クマザサエキスを活用した家畜用飼料やサプリメントなどへの事業展開を進めることにしたもの。 同社は昨年8月に川越製造所での飼料製造業者届を提出し、静岡県の養鶏業者に、飼料用エキスの販売を始めている。 さらに、北海道千歳市に約6億円をかけて新工場を建設し、生産能力の拡充を図ることにした。 新工場は2007年4月の稼働予定で、クマザサエキスをはじめ、既存製品である天然色素の抽出・精製・製剤化を行なう。 記者会見した田中恒雄副社長は、「将来は、新しい事業の柱になると考えているため、今後も研究や試験を重ねて、慎重に事業化を進めたい」とした。
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