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共立製薬がAI検出キットを発売 3月1日に東京でセミナー 2006.02.15発行 共立製薬(株)(岡本雄平社長−本社・東京都千代田区)は、鳥インフルエンザウイルス検出キット「エイアイライザH5」(3月1日発売予定)と「エイアイライザ」(4月1日発売予定)を新発売する。 両キットの発売に合わせ、3月1日午後1時から、東京・飯田橋のホテルグランドパレスで発売記念セミナーを開くとともに、実技研修を3月17日午前9時から、茨城県つくば市の共立製薬(株)先端技術開発センターで開催する。セミナーへの申し込み、問い合わせは、同社営業本部(電03・3263・2933、F03・3239・5433)へ。 「エイアイライザH5」と「エイアイライザ」は、香港DNAチップス社(Hong Kong DNA Chips社)で開発されたA型インフルエンザウイルスのRNAを検出するキット。 「エイアイライザ」は、A型インフルエンザウイルスH1からH15亜型を検出でき、「エイアイライザH5」はA型インフルエンザウイルスH5亜型のみを検出できる。 検査材料には、両キットとも気管スワブ、クロアカスワブおよび臓器から抽出したRNAを用いる。検出原理は、検査材料から抽出したRNAから、NASBA(Nucleic acid sequence-based amplification)法によって、A型インフルエンザウイルスのRNAの一部を増幅した後、増幅したRNAを、検出用の2つのプローブと結合させ、検出用ELISAプレートに吸着し、発色することでのRNAの有無を判定するもの。 両キットは、NASBAによる高いRNA増幅性を持ち、プライマー(2つ)とプローブ(2つ)の4点の遺伝子配列からRNA増幅および検出を行なうことによって特異性を上げている。 これまでの発育鶏卵を用いた鳥インフルエンザウイルス分離方法と比較すると、10分の1から同等の検出が可能。「エイアイライザ」は、A型インフルエンザ(45株、H1〜H15亜型)を特異的に検出し、他のウイルス(B型インフルエンザウイルス、C型インフルエンザウイルス、ニューカッスルウイルス、鶏鼻気管炎ウイルスなどの計14種類)に対する反応は認められなかったとのこと。 同様に、「エイアイライザH5」は、A型インフルエンザウイルスH5亜型(H5N1を含む13株)を特異的に検出し、H5を除くA型インフルエンザウイルス(H1〜H4亜型およびH6〜H15亜型24株)と他のウイルス(14種類)に対する反応は認められていないという。 両キットへの問い合わせは、同社農水産薬品営業部(電03・3264・7580)の齋藤氏、または同社先端技術開発センターの萩原氏まで。
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