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日本シュリンク包装卵協会を設立 安全・安心な業務用鶏卵の拡販へ 2005.11.25発行 食中毒の心配がなく、安全・安心な業務用鶏卵の販売を目指す「日本シュリンク包装卵協会」が11月15日、生産者、GPセンター、関連資材メーカーなど36社で設立された。 東京・中央区日本橋の東京八重洲ホール会議室で開催された設立総会は、ゴールドエッグ(株)の富田治副社長の司会で進められ、発起人を代表してあいさつした丸紅エッグ(株)の島田博社長があいさつし、出席者全員が自己紹介した後、議長にゴールドエッグ(株)の宮崎好一郎会長を選任して、(1)会則(2)17年度事業計画(3)17年度予算(4)役員選任――の各議案を承認した。 選任された新役員は次の各氏。 会長=宮崎好一郎ゴールドエッグ(株)会長▽副会長=島田博丸紅エッグ(株)社長▽理事=藤橋拓志(株)藤橋商店社長、高嶋浩司(有)高島産業社長、川村高明(株)川賢常務▽監査役=鳴輪英司(株)マルサン社長。事務局は東京都中央区築地の丸紅エッグ(株)内に置く。 会則によると、「本会はサルモネラ対策を目的に開発されたシュリンク包装卵(業務用鶏卵)の普及と商品価値のさらなる向上および全国的な規格の統一を目的とする」とし、そのために農場やGPセンターの管理基準などを定め、これを第3者機関(イカリ消毒(株))で査定してもらい、その商品に協会の認証シールを貼ることにしている。 設立総会では、農場やGPセンターの管理基準の内容などについても活発な意見を交換し、新会長に就任した宮崎会長が決意を表明した。 シュリンク包装卵は、業務・外食向けに1段30個の容器(トレー)に入れ、これを何枚か重ね、ユーザーの要望に応じた個数にして特殊なフイルムでパックしたもの。厨房での取り扱いが簡単、安全・衛生的であることが特徴。これまでは農場やGPセンターがそれぞれ独自に機械を設置して販売することが多かった。同会によると、現在のシュリンク包装卵の流通量は、業務用(液卵を含む)殻付卵の約3%に当たる約2万トンと推定している。今後は統一した農場やGPセンターの管理基準に基づく認証を3月中には終え、全国ネットでの販売体制を整えることによって、3年後には約10万トンの流通量に引き上げる予定。このため、3月のフーデックスや4月のファベックスなどの展示会にも出展し、業務・外食関係者にシュリンク包装卵のPRを行なう。また4月には会員向けの研修会も開く。
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