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ISO14001を取得 アサヒブロイラー埼玉工場 環境保全への取り組みを強化

2005.11.05発行
 (株)アサヒブロイラー(川崎成美社長―本社・東京都墨田区緑1−26−11)の埼玉工場(芝健一郎工場長―埼玉県日高市大谷沢275)は、10月21日付で環境マネジメントに関する国際標準化規格『ISO14001(2004年版)』の認証を取得した。
 同社の親会社である明治乳業(株)(浅野茂太郎社長―本社・東京)は、「社会との共生を目指した環境対応型企業経営」を推進しており、今年8月までに全25工場と、明治乳業グループ14社でISO14001の認証を取得している。
 この取り組みの一環として、(株)アサヒブロイラーも昨年10月ごろから認証取得に向けた活動を始め、今年7月と9月の2回の審査を経て、(財)日本規格協会から10月21日付で認証を取得した。
 埼玉工場では鶏肉加工品(つくね・だんご・フライドチキン・蒸し鶏・冷凍食品)を製造する過程で、環境保全に関する法規制を順守しながら、(1)省エネルギー(電力・燃料)(2)廃棄物の削減と再資源化(3)省資源(紙類・用水)(4)水質汚濁負荷と大気汚染物質の低減(5)地域社会との共生――を積極的に推進する。
 2007年度までに、電力の使用量を19,200キロワット(05年度は6,400キロワット)、重油の使用量を13,740リットル(同4,580リットル)、水の使用量を8,820立方メートル(同2,940立方メートル)、産業廃棄物の排出量を900キログラム(同300キログラム)、コピー・印刷用紙の使用量を39,000枚(同13,000枚)それぞれを削減するほか、水質基準を順守した排水の排出や、工場周辺の清掃などにも取り組む。
 岡本文一取締役生産本部長は「毎月1回行なっている工場周辺の清掃活動は、近隣住民の方々からも高く評価されている。これまで産業廃棄物として処理していたビニール類などはアスファルトの原料に、動物残さは肥料にするなど、再資源化を図るようにした。
 従業員への教育は、まさにゼロからのスタートであったが、パートも含めた約100人の工場従業員に、月2回の教育プログラムを続けてきたことで、環境への意識も高まってきた。このため、1回目の審査では35項目の改善点を指摘されたものの、2回目の審査では指摘されなかった。
 従業員と一緒になって、地球環境の保全に前向きに取り組んでいきたい」などと語った。



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