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品質は年々向上 都卵協の17年度鶏卵品質検査 2005.10.15発行 (社)東京都卵業協会(辻本勲男会長)は10月3日、17年度の鶏卵品質検査の結果を公表し、「年々、鶏卵の品質向上がうかがえる」とした。 同検査は、都卵協の検査部員や役員が購入したMサイズ30パック、特殊卵41パックを、8月28日にJA全農たまご(株)(本社・東京都新宿区下落合)の協力と、(社)日本卵業協会の森尾篤副会長の立ち会いで卵重、ハウユニット、卵黄色を検査したもの。 農水省規格では、Mパックには、鶏卵1個の重量が58g以上、64g未満の卵を詰めることになっている。今年の検査では、10個の中に最低の58gを下回ったものが数例あったものの、総重量平均は613gであった。最低水準となる580gを下回ったものはなかったが、600g未満が6銘柄あった。 ハウユニットについては、昨年はLパックの平均が67.3であったが、今年はMパック平均で70.9、特殊卵も同70.6(米農務省=USDAランクでAランク)となり、単純に比較はできないものの、平成12年に賞味期限の表示が義務化されて以来、全体的に品質の向上がみられる。 卵黄色は年々濃くなる傾向にあったが、今年はMパックの平均が11.22、特殊卵が同12.19で、ここ2〜3年は安定した数値(12〜12.5)で推移している。 都卵協の検査部では、「検査結果からは年々、鶏卵の品質向上がうかがえるが、昨年は山口、大分、京都でH5N1型の鳥インフルエンザ、今年は茨城、埼玉でH5N2型の鳥インフルエンザが発生し、生産者はいつ、どこで感染するか、毎日が恐怖のことと思われる。政府は卵を食べても健康に問題はないとPRしているものの、『不安』を感じる消費者もおり、流通業界としても常に清潔と衛生管理を心がけなければならない」としている。
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