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ロシア、カザフでもAI発生 2005.08.25発行 農林水産省は7月27日にロシア、8月4日にカザフスタンからの、家きんや家きん肉などの輸入を一時停止した。いずれも鳥インフルエンザ(血清亜型H5)の発生がOIE(国際獣疫事務局)に報告されたことによる。ただ、過去5年間、両国からの家きんや家きん肉などの輸入実績はない。 モンゴル政府も8月8日、同国北部のフブスグル県のエルヘル湖周辺で7月末にコハクチョウなどの渡り鳥が死んでいるのが見つかり、調査の結果、鳥インフルエンザに感染していたことが確認されたと発表した。ただ、鶏などの感染例は見つかっていないとのこと。このため、農林水産省はモンゴルからの輸入を停止していない。 農林水産省は7月21日に、ロシア・西シベリアのノボシビルスク市で鳥インフルエンザを疑う事例が確認されたとの情報を受けて、同国からの輸入検疫証明書の発行を一時停止していたが、正式なロシア政府の報告を受けて輸入停止措置を取ったもの。ロシア農業省は7月29日に、カザフスタン農務省は8月10日に、それぞれH5N1型のウイルスであったことを確認した。 ロシア・西シベリアとカザフスタン、モンゴルは、地理的にも大量の渡り鳥がH5N1型ウイルスに感染していた中国北西部の青海省などの北方に位置し、中国のウイルスとの関連性が指摘されている。関係者は今後、H5N1型ウイルスによる鳥インフルエンザがヨーロッパに広がるのではないかと警戒している。 米・ニュージャージー州の輸入停止解除 農林水産省は8月2日、米国・ニュージャージー州で弱毒タイプの鳥インフルエンザの清浄性が確認されたとの報告を受け、同州からの家きんや家きん肉の輸入停止を解除した。ただし、清浄性が確認されていないコネチカット州とニューヨーク州については、輸入停止を継続している。
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