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カナダ産エンドウ豆でセミナー 飼料用原料としてPR
2004.02.25発行
パルス・カナダ(カナダ雑豆協会)は2月4日、東京・港区赤坂のカナダ大使館で飼料用エンドウ豆についてのセミナーを開いた。 増産基調にあるカナダ産エンドウ豆を、日本の畜産家にも使ってもらおうと企画したもので、スザンヌ・ラロンド在日カナダ大使館参事官があいさつした後、グッレグ・チェレウィック同協会プログラム・ディレクターが「カナダ雑豆産業の概況」、プレーリー・養豚センターのジョン・ペーシャンス最高責任者が「養豚飼料としてのエンドウ豆利用」、カナダ国際穀物研究所のレックス・ニューカーク飼料部長が「養鶏および養牛飼料としてのエンドウ豆利用」と題してそれぞれ講演した。 チェレウィック氏によると、カナダは世界最大のエンドウ豆生産国(2位はフランス)で、過去4年間の平均生産量は210万トン、世界の生産量の約2割を占めている。主産地はサスカチュワン州、マニトバ州、アルバータ州で、主に春まきで白い花が咲く緑色と黄色の品種。今年は昨年の約2倍の生産量が見込まれ供給も非常に安定しているため、「栄養面には自信を持っており、日本でもぜひ利用してほしい」とした。 養鶏飼料について説明したニューカーク氏は、「エンドウ豆は低栄養密度要求のため、ブロイラーよりも採卵鶏によく使われる。粒子が小さいほど消化しやすいことから、通常は細かく粉砕(2.5〜4mm)するかペレットに加工して使う。栄養面では最高のリジン源であるが、メチオニンやシスチン、トリプトファン含量は低いため、しばしば菜種と一緒に使用する。家禽用飼料へのエンドウ豆配合率は、20〜30%である」などとした。
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