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ヒアルロン酸の生産工場を新設 キユーピー
2003.12.05発行
キユーピー(株)(本社・東京)は、五霞工場(茨城県五霞町)の敷地内にヒアルロン酸の生産工場を新設し、2004年5月から製造を始める。 同社は現在、鶏冠(とさか)から抽出する方法(鶏冠抽出法)でヒアルロン酸を生産しているが、天然原料である鶏冠の供給量の増加が容易ではないため、新たな生産方法の研究を2000年秋ごろから進めてきた。 食酢を製造する関連子会社(キユーピー醸造(株))の微生物の発酵技術と、同社のヒアルロン酸の精製技術を組み合わせた発酵法の開発に目途が立ったため、五霞工場の敷地内に発酵法による生産工場の新設を決めたもの。総建築面積は429uで、投資額は約2億5,000万円。 ヒアルロン酸は医薬品や化粧品、食品用の原料として需要が拡大しており、現在は約9トン、約100億円の市場規模がある。 同社は鶏冠抽出法と発酵法の2通りの生産方法を持ち、それぞれの特徴を生かした販売を行なうことで、国内の食品向け市場や海外市場への展開を積極的に進め、ヒアルロン酸のトップメーカーを目指す。現在の販売量は1〜2トン弱であるが、2009年には、鶏冠抽出法と発酵法を合わせて約5〜6トンの販売を計画している。
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