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福島、岡山でニューカッスル病発生
2002.05.25発行
今年に入って、ニューカッスル病の発生が目立っている。 農林水産省・衛生課に入った情報によると、5月10日に福島県相馬郡の2万羽(2群)のブロイラー飼養農家の1群でニューカッスル病の発生を確認、発生鶏舎の9,800羽は淘汰(自衛殺=費用は農場持ち)され、残りの健康群は家保の下での隔離と臨床観察を実施している。同じ種鶏場からひなを導入した隣県数戸の農場では、異常はなかったといわれる。同県でのニューカッスル病の発生は13年ぶり。 また、5月13日には岡山県井原市の採卵鶏飼養農家(成鶏8万1,000羽、大雛1万羽、中雛3,200羽規模)の1鶏舎の鶏からニューカッスル病ウイルスが確認され、全飼養鶏の殺処分(命令殺=費用は行政持ち)が実施された。岡山県での発生は14年ぶり。 昨年は、うずらや愛玩鶏などを中心に、5県、10戸、2万588羽で発生したが、今年は、こうした愛玩鶏などで発生がみられるほかに、2月に青森での放し飼い採卵養鶏で、宮城のブロイラー農家(約一万羽飼養)で発生しており、今回の福島、岡山の専業養鶏や比較的規模の大きい養鶏場でも発生したことは、ニューカッスル病ウイルスが常在化していることを前提に、改めてワクチネーションなどの防疫対策の徹底が求められているといえる。
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