IEC(国際鶏卵委員会)モンテカルロ大会 世界36か国から300人以上が参加

国際鶏卵委員会(略称・IEC、ティム・ランバート会長、事務局-英国・ロンドン)は4月7日から9日まで、「IECビジネス会議」をモナコ公国モンテカルロで開催し、世界36か国から305人(夫人を含む)が出席。日本からも会員ら21人が出席し、鶏卵産業をめぐる世界共通の課題について協議した。

演題は、鶏卵の流通現場やマーケティング、貿易、飼料栄養、国際基準の動向、ブレグジットの影響、鳥インフルエンザ対策など多岐にわたったが、特に国際獣疫事務局(OIE)が策定を進めている採卵鶏のアニマルウェルフェア(AW)基準については、講演終了後も各国の出席者が意見を活発に交換。

世界の養鶏産業のリーダーらが、生産現場の声をOIEに届けるため、鶏卵産業関係者の国際的な団結を呼びかけたほか、日米の出席者が協力体制を確認する場面もみられた。