Go To Eatキャンペーン事業 農林水産省が事業者公募

食事券、オンライン飲食予約で支援

農林水産省は7月21日、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う外出自粛などによって甚大な影響を受けている飲食業に対し、期間を限定した官民一体型の需要喚起を図る「Go To Eatキャンペーン事業」の概要を明らかにした。

Go To Eatキャンペーンは、感染予防対策に取り組みながら頑張っている飲食店を応援することで、食材を供給する農林漁業者も応援する。支援内容は2つで、

①地域の登録飲食店で使えるプレミアム付食事券(25%のプレミアム上乗せ)を発行する。この食事券(1セット1万2500円を1万円で購入)の購入制限は1回の購入当たり2万円分(1人2セットまで)とし、おつりは出ない。発行事業者は都道府県、政令指定都市・特別区単位で公募。販売は2021年1月末までで、有効期限は同年3月末まで。

②オンライン飲食予約サイトを経由し、期間中に飲食店を予約・来店した消費者に対し、次回以降に飲食店で使用できるポイントを付与するもので、昼食時間帯は500ポイント、夕食時間帯は1000ポイント。ポイントの上限は、1回の予約当たり10人分(最大1万ポイント)。ポイント付与は2021年1月末までで、利用は同年3月末まで。

参加飲食店の条件は、業界が定めたガイドラインに基づき、感染予防対策に取り組み、その内容を提示すること。

公募する食事券発行事業者、オンライン飲食予約サイト事業者、実績確認事業者、キャンペーン参加支援事業者などは農水省が直接契約する。公募は8月7日までで、8月下旬に事業者と契約し、食事券は準備が整った地域から順次実施。オンライン飲食予約によるポイント付与は、状況を踏まえて開始時期を検討していく。江藤拓農相は7月31日、新型コロナウイルスの感染が広がっている状況もあり、開始は9月にずれ込むかのおう盛があると言及した。