EUへの鶏肉輸出解禁

農林水産省は11月13日、日本が欧州連合(EU)に家きん肉(鶏、アヒル、七面鳥)を輸出できる国としてEUの第三国リストに掲載されたと発表した。

日本は2015年4月に、家きん肉の輸出解禁をEUに要請。17年10月に現地調査を受け入れ、輸出解禁に向けた協議を進めてきた。

今後は「対EU日本産食肉輸出取扱要綱」を作成して自治体に通知の上で公表。これに基づき厚生労働省が対EU輸出施設の認定を行ない、その認定施設をEU当局に通知すると、実際の輸出が可能となる。日本産家きん肉のEUへの輸出については、アヒルや七面鳥肉は国内の生産量も少なく、鶏肉についても実現性は少ないとみられるが、EUの和食店向けの地鶏肉などには可能性があるのではとみられている。