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ブロイラー主要産地 出荷計画は2.0%増 農場新設などで増羽 2018.04.15発行 (一社)日本食鳥協会(佐藤実会長)は4月5日、東京都港区の浜松町東京會舘で平成29年度第2回主要産地協議会(議長=十文字保雄鰹\文字チキンカンパニー社長)を開き、主要3県(鹿児島、宮崎、岩手とその周辺県)の30年度のブロイラー出荷計画について、上期(4〜9月)は前年同期比2.2%増の2億4050万5000羽、下期(10〜3月)は1.8%増の2億5035万4000羽、年度合計は2.0%増の4億9085万9000羽になるとした。 各県インテの出荷計画は岩手県とその周辺県が2.3%増の2億156万7000羽、宮崎県とその周辺県が1.9%増の1億5231万3000羽、鹿児島県とその周辺県が1.8%増の1億3967万9000羽。 主要産地協議会であいさつした十文字議長は「食鳥産業は少し軟調な相場になりつつあるが、ここ4〜5年は順調にきている。本日は短い時間ではあるが、充実したものにしてほしい」などと述べた。 日本食鳥協会の佐藤会長は「我々の業界は少し様変わりし、生産者による増羽の結果が出る前に軟調な基調となった。様々な要因はあるが、内需をどのように拡大していくかが重要な課題である。これまで秋に実施していた『国産チキンまつり』を春と夏にも開催することにし、春は4月28日、夏は7月28日に東京の築地場外市場で行なうことで準備している」などとあいさつした。 出席した各インテの代表者から報告された各地の情勢要旨は次の通り。 岩手県(青森県・北海道を含む)=10月に新農場ができるため増羽になる▽6月、9月、3月は稼働日が1日少なく、5月は2日多い。10月以降、1日当たり2000羽増羽する計画▽多少ローテーションは異なるが前年度並みの計画▽工場増設に伴い、4月から1日5000羽、10月から同3000羽増羽する予定▽県外の農場で約2%増羽する予定▽2農家が廃業した分、新しい農場をつくったため、10月以降に増羽となる▽昨年後半に新農場が稼働したため、前年度を上回る▽増羽したくても処理場が対応できない。 宮崎県=工場を増設したが、農場数はほぼそのままで、回転数と坪羽数を増やす計画▽処理場が目一杯で、契約農家が昨年増棟したが、その分は増羽しない▽ラインスピードを少し上げた分、稼働日を2日少なくした。 鹿児島県=処理場のキャパシティは一杯だが、下期に若干増羽する予定▽農場がなかなか増えず、回転数を若干上げている▽29年度はIBに苦しめられた。30年度は上期の稼働日を3日減らしたが、昨年末と今月にできた新農場が通常に稼働すると、直営農場は年間5.2回転となる。
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