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薬剤耐性で2つの飼料添加物取り消しへ 農林水産省
2017.08.15発行
農林水産省は7月26日、農業資材審議会を開き、6月19日付で諮問していた飼料添加物に指定されている抗菌剤の「硫酸コリスチン」と「バージニアマイシン」の取り消しについて、『適当』とする答申を受けた。 同省は今後、内閣府食品安全委員会や厚生労働省の意見を聴取し、一般からのパブリックコメントを受けたうえで年内にも省令を改正し、「硫酸コリスチン」と「バージニアマイシン」の飼料添加物の指定を外す。 人の医療現場などで、抗菌剤が効かない耐性菌による感染症が増加しているため、人の健康への配慮から畜産での抗菌剤使用の見直しを進める国家行動計画が昨年策定されたが、薬剤耐性菌への対応で飼料添加物の指定を取り消すのは今回が初めて。「硫酸コリスチン」は主に豚の成長促進のために利用されていたが、「バージニアマイシン」は国内での流通実績はない。
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