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田村製薬を買収へ 英国に子会社設立 共立製薬 2017.06.15発行 共立製薬梶i居髀ヘ社長―本社・東京都千代田区)は、動物用医薬品の国内上位メーカーである田村製薬梶i田村敏廣社長―本社・東京都千代田区)を買収する。6月1日に発行済み株式の60%を取得したほか、年内にはすべての発行済み株式を取得する見込み。 1954年に創業した田村製薬は、鶏・豚などの動物用治療薬・飼料添加物・消毒薬のほか、大手メーカーの人体用医薬品の製造も受託するなど、埼玉工場(埼玉県越生町)や行田工場(埼玉県行田市)の充実した製造設備の下で、安定した高品質の医薬品を製造・販売してきた。 一方、共立製薬は動物用医薬品の国内トップ、世界第11位のメーカーで、2016年からの中期経営計画では、自社製品の開発・製造体制を強化し、国内市場のさらなる深掘りと海外販路の開拓により、売上高750億円、世界トップ10位入りを目指した経営改革を実行している。 今回の買収により、田村製薬が保有する動物用医薬品製造の工場設備やノウハウと、共立製薬が培ってきた研究開発力や販売ネットワークを最大限に活用することで、グループとしての相乗効果を最大限に創出する。 共立製薬では「国内外の動物薬市場に向けて、幅広い製品ラインナップを安定・高品質・低コストで提供できる体制を構築し、共立製薬グループの企業価値のさらなる向上を達成して、国内だけでなくグローバル規模で、人と動物たちの豊かな未来の実現に貢献していきたい」としている。 英国子会社は欧州内の事業拠点に 共立製薬鰍ヘ6月6日、欧州内の事業拠点として、イギリス・ハイウィカム市に100%子会社のカルス・アニマルヘルス・リミテッド(Carus Animal Health Limited)社を設立した。資本金は128万5000ポンド(約1.8億円)。 今回、欧州内の事業拠点としてカルス社を設立したことで、ニッチで新規性の高い製品や、日本市場で明確な優位性が望める商品・技術を発掘し、共立製薬の販売ネットワークで展開して国内市場でのさらなる地位の確立を目指す。 さらにカルス社は、商品や原体の供給先である現地メーカーとのコミュニケーションを深め、購入条件を有利に導くだけでなく、欧州市場での展開が見込める共立製薬の製品を、より低リスクで確実に欧州内外に導き出すための起点としての役割を担う。 カルス社の会長には、欧州のヘルスケア・医薬品業界に豊富な人脈と経験を有するロン・ロング氏を迎え、よりスピーディーかつ低リスクでグローバル展開を行なう。役員は次の各氏。 会長 ロン・ロング▽CEO 塚原永記▽取締役 居髀ヘ コーポレートロゴを変更 共立製薬鰍ヘ、6月1日から始まる2017事業年度からコーポレートロゴを一新し、「人と動物の明日をつくる」を新たな企業理念として設定した。 同社は2015年に創立60周年を迎え、2020年を目指してさらなる改革を推進しているが、気持ちを新たにすべてを一新し、人と動物がこれまで以上に共存・繁栄する未来の実現に貢献できる企業に成長する決意を示した象徴として、コーポレートロゴを変更したもの。 「K」と「S」のシンボルマークは、見方を変えることにより平面にも立体にも見えるモチーフで、シンプルな直線と曲線を組み合わせた形は「技術」と「自然」の調和を表現している。空や海、水などの広大な自然をイメージした水色と、人間の「知性」や「洞察力」を表現した紺色を組み合わせて、人と動物、環境とのきずなを支える企業姿勢を表している。ロゴは6月1日から順次変更する。
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