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シンガポール渡航者向け生鮮殻付卵を発売 中部国際空港(セントレア)

2016.11.05発行
 中部国際空港梶iセントレア、友添雅直社長―愛知県常滑市)は10月25日、同空港旅客ターミナルビル3階の国際線出発制限エリア(いわゆる免税店エリア)内の特設カウンターで、シンガポールへの渡航者向けのおみやげ商品として、日本産の生鮮殻付卵の販売を開始した。
 日本政府とシンガポール政府の合意により、10月1日から個人用の携行品に限り、生鮮殻付卵を1人30個まで簡易な手続きで持ち出せるようになったことから発売したもの。セントレアの店舗側で、あらかじめ動物検疫所の検査を受けて簡易証明を添付した鶏卵を販売するため、渡航者は免税エリアで購入する通常のおみやげ品と同様に、そのまま機内に持ち込める。
 販売する鶏卵は、すでにシンガポールでの販売実績がある三栄鶏卵梶i市川尚宏社長―本社・愛知県岡崎市)の『まんげつ濃厚卵』。飼料にはヨモギ、海藻、木酢液などに加えて、エゴマも独自の配合で加えている。同社は2012年に、非常に厳格とされるシンガポール政府の食用卵生産農場の認証を取得し、セントレアから毎週空輸しているほか、中部国際空港利用促進協議会が推進する「フライセントレアカーゴ」のパートナー企業になっている。
 セントレアが特設カウンターで扱う生鮮食品としては、『松阪牛』『クラウンメロン』『シャインマスカット』(マスカットは収穫がある11月末までの期間限定)に次いで4商品目。
 各商品は、同空港が日本の優れた生鮮食品を世界に発信するために設けた「centrair OISHII premium selection series F」というオリジナルブランドで販売している。世界的な日本食ブームで認知度が高まっている日本語の「OISII(オイシイ)」や、「Fine Fresh Foods」(高品質の生鮮食品)の頭文字のFなどを組み合わせたもの。
 セントレアでは「ブランド化を行なうことで、消費につなげる活動を力強く推進し、生産事業者様との協業を深めてまいりたい」としている。

【セントレアで販売を開始した『まんげつ濃厚卵』】



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