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全農、トン1650円値下げ 10〜12月配飼価格 2016.09.25発行 JA全農は9月16日、平成28年10〜12月期の配合飼料価格を前期(7〜9月期)に比べ全国全畜種総平均でトン当たり約1650円値下げすると発表した。主原料のトウモロコシ、大豆かすの値下がりや、円高の影響などによるもの。改定額は地域・畜種・銘柄により異なる。農協系ではホクレンも16日に約1550円の値下げを発表した。商系各社や専門農協系も追随するとみられる。 全農が発表した飼料情勢の概要は次の通り。 ▽飼料穀物=トウモロコシのシカゴ定期は、一時440セント/ブッシェルを超える水準となったが、8月12日発表の米国農務省需給見通しで、生産量が史上最高の見通しとなったことなどから、現在は320セント/ブッシェル台。今後は豊作が期待されるが、米国産の輸出需要の増加が予想されることなどから、相場は現行水準で推移すると見込まれる。 ▽大豆かす=大豆かすのシカゴ定期は、6月には450ドル/トン前後で推移していたが、8月12日発表の米国農務省需給見通しで、生産量の見通しが上方修正され、期末在庫が増加したことから、現在は340ドル/トン台。国内大豆かす価格は、シカゴ定期の下落と為替の円高の影響により値下がりが見込まれる。 ▽海上運賃=米国ガルフ・日本間のパナマックス型海上運賃は、6月には30ドル/トン前後で推移していたが、中国向け輸送需要の増加や、原油相場の上昇などで、現在は33ドル/トン前後。今後の海上運賃は強含みで推移すると見込まれる。 ▽外国為替=6月下旬には1ドル=107円前後であったが、米国の利上げ見送りや、英国のEU離脱決定などにより100円前後まで円高が進んだ後、米国での利上げ期待の高まりから円安となり、現在は104円前後。今後は米国の利上げ時期や各国の金融政策などを材料に、一進一退の相場展開が見込まれる。
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