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28年度はレイヤー、ブロイラー種鶏とも増加

2016.03.05発行
 (一社)日本種鶏孵卵協会(山本満会長)は2月18日、ブロイラーとレイヤーの素ひな計画生産検討会を開いた。平成28年(1月〜12月)の種鶏導入羽数(全国推計)は、前年比でブロイラー用は1.4%増、レイヤー用は2.2%減。28年度ベースでは、ブロイラー用は1.1%増、レイヤー用も2.5%増の見込み。ひなえ付け羽数を前年並みと仮定したひな需給は、ブロイラーはやや過剰気味、レイヤーはやや不足気味に推移するとみられている。

ブロイラーひな需給はやや過剰気味?

 ブロイラー孵卵場50社(場)から集計した平成28年(1月〜12月)の種鶏導入計画羽数は493万7519羽で、前年実績(487万1413羽)に比べ1.4%増となったが、28年度(28年4月〜29年3月)では489万8571羽で、前年度実績(485万191羽)に比べて1.0%増となる。
 年次ベース、年度ベースとも増加しているのは、約2年にわたる鶏肉需要の増加と相場高を反映しているものとみられる。
 地域別では、東日本(北海道から関西まで)は年次で1.7%減、年度で4.8%増。中四国は年次で6.4%減、年度でも4.3%減。九州は年次で5.6%増、年度で0.3%減となっており、東日本と九州で増加している。
 導入調査の全国推計のカバー率(年次ベースで95.4%、年度ベースで95.5%)を基に推計した全国の種鶏導入羽数は、28年が517万9000羽で前年(510万6000羽)比1.4%増、28年度が513万8000羽で、前年度(508万1000羽)比1.1%増の見込み。
 羽色別の種鶏導入計画を前年と比較すると、年次では白色羽系は1.0%増、年度では0.8%増。有色羽系は年次で6.7%増、年度で7.4%増、地鶏系は年次で21.3%増、年度比で6.9%増。
 全体の構成割合は、28年は白色羽系96.0%(28年度96.2%)、有色羽系2.8%(同2.7%)、地鶏系1.2%(同1.1%)で、白色羽系が大部分を占める。
 種卵採取開始日齢180日(6か月齢)、採取期間270日(27週齢〜64週齢)、種鶏1羽当たりひな生産141.7羽を基に試算した28年のブロイラー用ひなの生産能力は7億1572万羽で前年比1.8%増、28年度では7億1766万8000羽で1.1%増となる。
 コマーシャル素ひなのえ付け羽数を前年並みの7億1157万3000羽と仮定すると、28年は415万羽、28年度では610万羽の余剰となるが、月別では6、8、9、10月が不足となっている。ただ、1%え付けが増えれば余剰は解消し、逆に不足に転じる。

レイヤーひな需給は不足気味に推移

 全国のレイヤー孵卵場27場から集計した平成28年(1月〜12月)の種鶏導入計画羽数は100万8400羽で、27年実績(103万2250羽)に比べ2.3%減となったが、28年度(28年4月〜29年3月)では104万9340羽で、27年度実績(102万2190羽)比では2.7%増とやや増加している。
 種鶏導入が、年次ベースで減少するものの、年度ベースでやや増加となるのは、2年近く続いた高卵価で、ひなえ付け羽数が増加傾向にあることを反映しているとみられる。
 地域別では、東日本は年次で2.5%減、年度で5.5%増。中部は年次で10.7%増、年度で12.8%減。中四国・九州は年次で15.2%減、年度で12.0%増となっている。東日本と中四国・九州では、28年1〜3月の導入羽数は例年より少なかったが、29年1〜3月は多い計画となったことが影響した。
 導入調査の全国推計のカバー率(年次ベースで91.7%、年度ベースで91.4%)を基に推計した全国の種鶏導入羽数は、28年が110万1000羽で、前年(112万6000羽)に比べ2.2%減、28年度では114万6000羽で、前年度(111万8000羽)に比べ2.5%増が見込まれている。
 卵殻色別の種鶏導入計画を比較すると、白色卵系は年次ベースで3.5%増(年度ベースで1.0%減)、褐色卵系は年次ベースで13.8%減(年度で11.1%増)、ピンク卵系は年次ベースで7.0%減(年度で3.8%増)の見込み。
 全体の構成割合は、28年ベースで白色卵系66.5%、褐色卵系24.9%、ピンク卵系8.6%。28年度ベースで白色卵系62.6%、褐色卵系28.9%、ピンク卵系8.5%。構成割合は年次では白色卵系がやや増加し、年度では褐色卵系が増加する。
 種鶏の育成率97%、種鶏供用期間308日(44週まで)、種卵の採種率92.8%、種鶏1羽当たりひな生産100.34羽、同年間平均生産羽数118.9羽を基に試算した28年の素ひなふ化羽数は1億434万7000羽、うち素ひなの出荷羽数は9740万羽で前年比0.3%増。28年度では、素ひなふ化羽数は1億396万羽、うち素ひなの出荷羽数は9668万羽で前年度比1.3%減となる。
 コマーシャル素ひなのえ付け羽数を、前年並みと仮定すると、28年の年次ベース、年度ベースとも1億375万羽で、出荷羽数との比較では、年次ベースで636万羽、年度ベースでも707万羽の不足となる。月別では9月を除いて各月とも不足気味で推移している。



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