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パック卵流通に「エコたま方式」提案 専用パックの中に紙ラベルを入れる革新的なパッケージ ナベルと栗原製作所

2016.03.05発行
 潟iベル(南部邦男社長―本社・京都市南区西九条森本町86)は鶏卵パックの中に、普通紙に印刷した紙ラベルを投入する『エコたまラベルシューター』を、褐I原製作所(栗原照次郎社長―本社・奈良県大和郡山市池沢町90−8)は専用パックの『エコたまパック』を3月1日にそれぞれ新発売した。エコ・リサイクルで、情報掲載スペースも拡大した画期的なパッケージ方式と注目されている。

ナベルの『エコたまラベルシューター』

 近年、パック卵は、特殊卵を中心に、差別化の一環としてフラットパックの上面に粘着ラベルを貼り付ける「上貼り方式」が採用されている。この方式は、印刷面が大きいことから、義務付けられている「名称」「原産地」「賞味期限」「採卵者または包装者の住所、氏名」「保存方法」「使用方法」などの項目以外に、製品をイメージする広告・宣伝のスペースが多く取れ、特殊卵を効果的にアピールできる利点がある。
 その反面、鶏卵パックの回収の際は上貼りシールのはがし残りが多く、回収パックの品質にも影響が出ているほか、特殊卵の生産が多品種にわたることで、ラベルの在庫が増えて場所をとることや、作業面では、ラベル切り換え時に生産工程全体をストップする回数が増え、GPセンターの稼働率・生産効率に大きく影響しているとも指摘されている。
 このことからナベルはフラットパックの中に、普通紙に印刷したラベルを折り曲げながら投入する「エコたま方式」を開発し、昨年6月に名古屋市で開催された国際養鶏養豚総合展(IPPS2015)で展示・実演した。
 展示期間中は多くの関係者から注目され、展示会終了後も問い合わせが多く、『エコたまパック』を開発した栗原製作所では、輸送試験などのテストを繰り返す一方、ナベルは新開発パックを使用して『エコたまラベルシューター』の改良を重ねてこのほど両社で同時発売したもの。
 エコ・リサイクルという観点から「エコたま方式」と名付けられた新システムは「普通紙であること」「裏側の印刷が可能となり、飛躍的に宣伝広告などのスペースが増えること」「GPセンターの生産効率(機械稼働率)がアップすること」などが大きな特徴で、あらゆる可能性を秘めた革新的な鶏卵パッケージ方法ともいえる。
 『エコたまラベルシューター』の問い合わせはナベル(本社=電075-693-5310)へ。

栗原製作所の『エコたまパック」

 栗原製作所が開発した「エコたま方式」専用のAPET鶏卵パック『エコたまパック』は、従来の上貼りパックのようにパックの上にラベルを貼らず、パックの中に紙ラベルを入れる方式のため、パックと紙ラベルを簡単に分別処理できる。今までは粘着面で表示が難しかった裏面には、キャンペーンやイベント情報、料理レシピなど、様々な情報を載せることができ、フリースペースとして活用できる。
 GPセンターでは、上貼りラベルの交換に時間がかかり、交換後の位置調整などでロスも発生したが、栗原製作所の『エコたまパック』を、ナベル製の『エコたまラベルシューター』にセットした紙ラベルを手で取って差し替えるだけで簡単に交換できるため、ロスも減り、機械の稼働率を上がる。
 栗原製作所は『エコたまパック』の開発段階でデザインの決定からサンプル生産、ラインテスト、輸送テスト、バーコードスキャンテスト、耐圧テストなどの様々なテストを実施。同社では「今後大きな可能性のある『エコたまパック』をぜひご利用いただき、皆様の新たな事業拡大に活用してほしい」としている。
 『エコたまパック』の問い合わせは栗原製作所(本社=電0743-56-2207、関東営業所=電047-485-1744)へ。
【写真右はナベルの『エコたまラベルシューター』(毎時4万卵能力)。写真左は『エコたまパック』の中にセットされたラベル、普通紙に印刷したラベル表面、特徴をアピールできる裏面】



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