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『いいたまごの日』で中央イベント 効果的な“卵の魅力”発信で意見交換 若い女性向けの料理教室も

2015.11.25発行
 『いいたまごの日』に合わせて卵の魅力をPRする活動が各地で盛り上がりをみせていることから、鶏卵消費拡大などに取り組む6団体の代表らが11月5日、(一社)日本養鶏協会(栗木鋭三会長)の呼びかけで東京都中央区の馬事畜産会館に集まり、各団体の活動内容や、さらなる展開に向けた課題を率直に話し合う交流会を開いた。
 交流会には、卵の1日2個消費を訴える『たまごニコニコ大作戦(たまニコ運動)』や『たまごのソムリエ検定』などを展開する(一社)日本卵業協会(馬場昭人会長)、6月2日を『オムレツの日』に制定して様々なイベントを実施しているオムレツの会(浪越智会長)、食鳥団体と連携して8月5日を『親子丼の日』に制定し、各種の鶏卵消費拡大活動を展開している関西鶏卵流通協議会(中辻正会長)、「おたまはん」を開発するなど“たまごかけごはんブーム”の先駆けとなった島根県雲南市の『日本たまごかけごはんシンポジウム』実行委員会(堀江祐輔実行委員)、8月9日の『沖縄エッグの日』を中心に県産卵のPR活動を積極的に行なう沖縄県養鶏協会(安次富均会長、当日の代表出席者は諸見里元イベント実行委員長)、『いいたまごの日』を制定した日本養鶏協会の役職員と、同協会内の「国産鶏卵に関する普及啓発問題検討委員会」(彦坂誠委員長)の委員ら約20人が出席。全国たまご商業協同組合の宮崎好一郎専務理事と、たまごタレントのゆかりさんもオブザーバーとして参加した。
 各団体がそれぞれの取り組みを紹介する中で、共通する課題として浮かび上がったのは、テレビなどマスメディアとの結びつきの弱さと、イベント実施や広報宣伝のための予算確保の難しさ。
 これらのネックの解決策について、出席者がそれぞれの取り組みや経験をもとに活発に情報交換し、メディア対応については多くの媒体からの取材経験があるたまごかけごはんシンポの堀江氏が「広報には注力していなかったが、珍しい試みということで地元紙に取り上げられると、西日本レベルの新聞やラジオも取材に来て、それから全国レベルのメディアへ広がるなど、情報が情報を呼ぶ傾向があった。第1回のシンポでは、開催直前になって取材の問い合わせが殺到し、一部は断らざるを得なかった」と紹介。
 予算については、沖縄県養鶏協から「会員の生産者や飼料メーカーから定率で予算を集めているため、毎年同じ金額が確保できる」、たまごかけごはんシンポの堀江氏から「卵や醤油は全国のメーカーさんから協賛をお願いし、会場も手作り感を重視しているため、予算は100万円もかかっていない程度」などの情報提供があったほか、アメリカン・エッグ・ボード(AEB)のチェックオフ(法制に基づき7万5000羽以上飼養の鶏卵生産者から1ケース〈30ダース〉当たり10セントを徴収し鶏卵栄養の研究や広報宣伝活動に当てる制度)のような仕組みも検討課題として上がった。
 コレステロールの摂取基準撤廃など追い風がある一方、「最近、病院で『“超悪玉”コレステロール』を検査してみませんかと言われ驚いた。今度はそういうものが医療業界でできているようだ」「若い女性がターゲットの場合、コレステロールなど否定的な情報に対応するより、卵のおいしさなど魅力を訴える情報量をもっと増やしたい」といった情報提供や提言も。
 全国鶏卵消費促進協議会が休眠状態となっている中、「メディアに露出するには、常日頃から各媒体と接触を持つ広報機関も必要」「各団体が個別に活動しているのはもったいない。情報共有などを通じてまとまれる仕組みができれば、マスメディアをもっと引きつける企画もできるのではないか」との意見も出たことから、団体間で連携してより効果的なPRを行なうための土台となる協議会などの組織の設置についても検討していくことにした。

日鶏協と日卵協が料理教室共催

 (一社)日本養鶏協会と、(一社)日本卵業協会は11月5日の『いいたまごの日』に、東京都中央区の東京ガススタジオ・プラスジー銀座で『カレの胃袋をつかむ❤簡単お料理レッスン』を共催した。
 未来の鶏卵消費を担う若い女性に、“お料理ベタ”でも簡単につくれて男性の人気も高いオムライスなど、卵料理の魅力を知ってもらおうと企画したもの。
 働く女性向けの総合サイト「マイナビウーマン」を見て応募した14人の女性が、勤務時間を終えた午後7時にスタジオに集まり、料理研究家の牧野直子さんから「オムライス」と付け合わせの「グリル野菜」の作り方を教わった。
 開会のあいさつで日鶏協の都丸高志筆頭副会長は、同協会の事業内容について「卵の安定的な生産とともに、卵の栄養をもっとよく理解していただいて、消費拡大を図ることも非常に大きな柱となっている。この機会に、卵の素晴らしさを再確認していただければありがたい」と紹介した。
 牧野さんは料理の作り方だけでなく、「女子力を上げる!たまごの栄養」などについても講演。卵のたんぱく質は美肌の土台をつくり、アミノ酸のメチオニンには体の老廃物などを出すデトックス効果もみられることや、ビタミンB2には口内炎や吹き出物、脂質代謝の改善などに良いこと、鉄分や葉酸は貧血予防や“妊活”にも大切なことなどを紹介したほか、コレステロールなど脂質についても、お肌も含めた細胞や女性ホルモンの材料になるなど、女子力アップのために大切な栄養素であることを解説した。
 閉会あいさつした日卵協の松本邦義副会長は、卵の栄養などの正しい理解を通じて1日2個以上の鶏卵消費を訴える「たまごニコニコ大作戦」や「たまごのソムリエ(タマリエ)検定」など、同協会の活動内容を紹介。同日の体験を通じて「ぜひお帰りになってからも、卵は安心して、おいしくたくさん食べられ、そしてハッピーになれることを、周りの人にも伝えてほしい」と呼びかけた。

『卵母(たまも)ちゃん』に決定 いいたまごの日キャラクター名

 同日のイベントの中で日鶏協の彦坂誠副会長(国産鶏卵に関する普及啓発問題検討委員会委員長)は、『いいたまごの日』のキャラクター名が『卵母(たまも)ちゃん』(写真)に決まったことをメディア向けに発表した。
 応募総数は2762通。命名した中束頼三さん(群馬県)には、賞金10万円と、副賞の卵1年分が贈られた。
 【消費拡大に取り組む各団体の代表らが一堂に会した交流会(左)、彦坂委員長がキャラクター名『卵母(たまも)ちゃん』を発表(中)、卵には女性に大切な栄養源がたっぷり入っていることを開設した料理教室(右)】



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