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新たに地鶏の改良項目 農水省の研究会が鶏の改良増殖目標で骨子案 2015.02.25発行 農林水産省は、向こう10年の家畜改良増殖目標を検討するため、各畜種別に研究会を設置して検討を進めてきたが、このほど鶏の改良増殖目標案を固めた。 国産鶏種のシェアは、卵用鶏で6〜7%、肉用鶏で約2%と少ないが、わが国の気候風土などの飼養条件にも適応した改良増殖を進める必要があるとしている。 卵用鶏については、外国鶏種の産卵能力と比較しても遜色はないものの、卵質などの面で違いをいかに示すかが課題だとして新たな改良目標数値(全国平均)を示すとともに、@早期に目標卵重量を達成し、産卵期間を持続A卵殻強度、消費者ニーズに応えた卵殻色、ハウユニットなども改良B長期にわたる高い生産性を維持するため、育成率と生存率の向上――を進める。 肉用鶏については、ブロイラーと地鶏に分け、ブロイラーは、@飼料要求率の改善とバランスを取りながら増体に努めるA飼養・衛生管理の改善と遺伝的な強健性の付与による育成率の向上――を進めて、目標数値(全国平均)を定めている。 地鶏は、ブロイラーに比べ、肉質や食味などに優れるとされるが、増体量や種鶏の産卵性が低く、生産性が劣っていることから、@生産コスト削減のため増体性と育成率や、産卵性とのバランスの取れた種鶏の能力向上Aひなの安定供給や消費者などの認知度を高める取り組み――を推進する。 また、国産鶏の能力向上に資する取り組みとして、国(家畜改良センター)、都道府県、民間の連携(系統造成、組み合わせ検定)を推進するとともに、飼養・衛生管理面では衛生管理の徹底、飼料用米の利用などの取り組み――も推進する。
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