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円安が配飼価格を直撃 来年1〜3月期は値上がり?
2014.12.15発行
12月5日に、2007年7月以来7年4か月ぶりに1ドル=120円台を記録した急激な円安により、来年1〜3月期の配合飼料価格も値上がり必至とみられている。 今年10〜12月期の配合飼料価格は、世界的なトウモロコシや大豆などの大豊作で穀物価格が下落したことを受け、3四半期ぶりに値下げされた。ただ、9月に入って為替が円安に振れたため、値下げ幅は圧縮され、JA全農でトン当たり2650円(全国全畜種総平均)、商系メーカーで2450〜2550円(同)の値下げとなった。各社の為替設定はそれぞれ異なるが、おおよそ106〜108円水準を想定していたのではないかとみられる。 来年1〜3月期の配合飼料価格については、トウモロコシのシカゴ相場は8日現在1ブッシェル3ドル78セント、大豆も10ドル44セント、大豆ミールは1トン401ドルで推移し、10〜12月期に比べると横ばいか若干の値下がり要因もあるが、為替の急激な円安が最大の変動要因となっているもの。 飼料関係者によると、為替の1円の変動は配合飼料価格ではトン約250円相当の変動になるとのことで、為替の円安だけの単純計算で約3000円近い値上げ要因となるため、JA全農や飼料メーカーの12月末の発表が注目される。
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