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地鶏JAS規格改正案 飼育期間を75日間に短縮へ 2014.11.15発行 (独)農林水産消費安全技術センターは10月30日、さいたま市の同センターで第2回「地鶏肉の日本農林規格(JAS規格)の確認等の原案作成委員会」(委員長=鈴木敏郎東京農業大学農学部長、委員13人)を開き、規格の改正などを検討した。 JAS規格は制定から5年以内に、必要に応じて内容を見直すことになっている。地鶏JASの最終改正は平成22年。 生産サイドからは、7月30日の第1回委員会に続き、徳島県農林水産部畜産課の担当者が出席して、同県産の地鶏『阿波尾鶏』の生育が早まっているデータなどを示し、現在「孵化日から80日間以上」と定められている飼育期間の短縮などを要望した。 委員からは「地鶏の定義が当初のものから変わってしまう懸念がある」「生産サイドは非常に大変な状況にあると思っており、よりリーズナブルな生産ができるよう制度を考えるべき」など様々な意見が出され、最終的に「飼育期間は80日齢から75日齢へと5日間短縮する」方向で改正することとした。 飼育密度基準の緩和も要望されたが、委員からは「データ不足で判断できない」との意見が多く、変更は見送った。 「改正原案」は今年中をめどに農水省に提出し、省内で検討後、来年3月ごろに「改正案」として公表。パブリックコメントの募集を経て同5月前後に開催予定の農林物資規格調査会で承認されれば、承認から3か月程度の期間を経て告示される予定。
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