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エッセイ大賞受賞者らを表彰 日本養鶏協会がいいたまごの日 2012.11.15発行 (社)日本養鶏協会(竹下正幸会長)は11月5日、第3回『いいたまごの日』プレス発表会を東京都中央区の東京ガススタジオプラスジー銀座で開き、「いいたまごの日エッセイ大賞」の受賞者らを表彰した。また、キッチンスタジオでは、大手日刊紙や週刊誌、テレビ・ラジオ、料理・畜産関係紙誌などのメディア関係者らに、卵の良さや正しい知識などを伝えた。 第3回「いいたまごの日エッセイ大賞コンテスト」表彰式では、日本養鶏協会の竹下会長と、同会理事で鶏卵消費促進問題検討委員会委員長の石澤直士氏があいさつし、過去最高の応募総数790作品の中から、厳正な審査を経て大賞に選ばれた中川佳代子さん(大阪府)、優秀賞の山田寛さん(千葉県)と宝代純子さん(神奈川県)、特別賞の友利詩子さん(東京都)に、竹下会長から鶏卵1年分と賞金、メダルなどが贈られた。 大賞を受賞した中川佳代子さんの作品『やさしい味』は、ホームシックで元気をなくした留学生の友人を中川さんの実家に招き、友人が故郷の台湾で食べていた「卵のつけだれ」を作り、家族みんなで涙を流しながら食べたことがきっかけで、10年来の親友となったエピソードを綴ったもの。 エッセイ大賞審査委員長の山本謙治氏((株)グッドテーブルズ社長)は講評で「今回も多数の応募作品の中から、レベルの高い作品が勝ち残った。応募作品には、卵を命や力の象徴としてとらえたもの、人情や懐かしさを卵にからめて取り上げたもの、外国との文化の違いを描いたもの、レシピを紹介したものが多いが、大賞の中川さんの作品は、これらの要素が見事に複合しており、我々審査員の間でも異論なく、すんなり大賞に決まった。 個人的には、台湾でも卵を生食する、ということが非常に印象に残っているし、また勉強させていただいた」と高く評価した。 別室のキッチンスタジオで開かれた『たまごの味はどう決まるか〜たまごの食べ比べ』セミナーでは、日本養鶏協会の山上善久技術主幹が採卵鶏の特徴や生産現場での飼い方について、石澤直士理事が卵の味を決める要素とされる鶏の品種と飼料、育て方について解説したほか、日本の養鶏技術の高さや、鳥インフルエンザの脅威が続く中で、鶏にとって快適と思われがちな平飼いや放し飼いの衛生面の問題点、最近のトウモロコシ価格の高騰など、養鶏業界を取り巻く課題についても紹介。 メディア関係者らは、テイスティング方法の説明を聞いた後、一般卵と赤玉、飼料米で生産した「こめたま」の3種類の卵の卵黄色を比較し、ゆで卵と生卵の両方で味を比較。生卵の水様卵白をスプーンですくって味わった後に、水を飲むと、口の中に広がる甘みに驚いていた。 東京ガスの杉山智美さんが『たまごの加熱調理のコツ』をテーマに、家庭でもおいしく調理できる温泉卵やプリンの作り方を解説し、(社)日本卵業協会の齋藤大天理事が『タマゴのソムリエ(タマリエ)検定』を紹介。出席者全員で検定問題に挑戦して、卵の正しい知識を学び、日本卵業協会の松本邦義副会長のあいさつで閉会した。 【第3回「いいたまごの日エッセイ大賞コンテスト」受賞者と審査員の皆さん(上)。別室のセミナーでは採卵鶏の特徴や卵の良さなどをメディア関係者に説明(下)】
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