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採卵鶏の飼養戸数、羽数とも減少 平成24年2月1日現在

2012.07.25発行
 平成24年2月1日現在の、種鶏のみの飼養者を除いた採卵鶏(ひな、成鶏)の飼養戸数は、前年に比べ120戸(4.1%)減の2810戸、飼養羽数は同96万8000羽(0.6%)減の1億7494万9000羽となった。成鶏めすの飼養羽数規模別戸数は5万〜9万9999羽層で増加し、羽数は5万〜9万9999羽層、10万羽以上層で増加した。大規模層の羽数割合は高くなり、10万羽以上層のシェアは戸数で12.8%(前年12.5%)、羽数で66.7%(同65.7%)となった。

 農林水産省が7月12日に公表した、平成24年2月1日現在の畜産統計によると、全国の採卵鶏1000羽以上を飼養する戸数(種鶏のみの飼養者を除く)は2810戸で、前年に比べ120戸(4.1%)減少した。
 飼養羽数は1億7494万9000羽で、同96万8000羽(0.6%)減少した。このうちひな(6か月未満)は3947万2000羽で、同90万7000羽(2.4%)増加したが、成鶏めす(6か月以上)は1億3547万7000羽で、同187万5000羽(1.4%)減少した。
 この結果、1戸当たり成鶏めす飼養羽数は4万8200羽となり、前年に比べ1300羽(2.8%)増加した。
 地域別にみると、飼養戸数は北海道と沖縄が前年並みで、その他の地域は前年に比べ減少した。成鶏めす飼養羽数は北海道、北陸、東海、近畿、九州、沖縄で増加し、その他の地域は減少した。地域別の飼養羽数割合は関東・東山が24.0%で最も多く、次いで東海15.0%、九州14.2%、東北13.1%、中国11.4%、四国6.0%、北陸5.8%、近畿5.6%、北海道4.0%、沖縄0.9%となり、関東・東山、東海、九州の3地域で全国の5割以上を占めている。
 県別では、飼養戸数は新潟、長野、岐阜、高知、宮崎の5県で増加し、成鶏めす羽数は北海道、岩手、群馬、神奈川、新潟、長野、岐阜、静岡、愛知、京都、兵庫、徳島、愛媛、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄の18道府県で増加した。

規模別の戸数、羽数とも減少

 種鶏やひなのみ、学校、試験場などの非営利的な飼養者を除いた成鶏めすの飼養戸数は2560戸で、同120戸(4.5%)減、飼養羽数は1億3528万2000羽で、同189万9000羽(1.4%)減少した。
 規模別では、飼養戸数は5万〜9万9999羽層で増加し、その他の階層は減少。飼養羽数は5万〜9万9999羽層と10万羽以上層で増加し、その他の階層は減少した。
 規模別の羽数割合は、1000〜4999羽が全体の1.2%、5000羽〜9999羽が同2.0%、1万〜4万9999羽が同15.5%、5万〜9万9999羽が同14.5%、10万羽以上が同66.8%で、規模が大きくなるほど飼養羽数割合が高くなっている。



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